菌世界紀行――誰も知らないきのこを追って (岩波科学ライブラリー)

著者 : 星野保
  • 岩波書店 (2015年12月5日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000296458

菌世界紀行――誰も知らないきのこを追って (岩波科学ライブラリー)の感想・レビュー・書評

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  • 文章はたいへん読みやすいし面白いので、日頃科学の本を読まない人にも薦めやすい。
    が、難しい科学のトピックを分かりやすく解説してくれる本を期待すると拍子抜け。
    著者が専門とする雪腐病菌の説明が分かりにくいわけではないけれど、これに関してはもう少し写真を増やしたり、手描きでない図を入れたりした方が良かった。
    そうすれば、科学の読み物としても価値が上がったろうに。

  • 雪の下で育つ菌類(雪腐病菌)を追い求めてロシアだの南極だの寒い地域に旅する菌学者の冒険活劇。
    個人的な読書ポイントは、南極条約でペンギンに近づける距離が決められている(5mまで)と知ったこと。
    著者の意向通り、青帯で文庫化されるとは間違いないであろう(されますよね、岩波書店さん、ねえ!)。しかし映画化されるかどうかは謎。

  • 面白いかつまらないかと言われれば面白かったのだけど、釈然としない。
    当然きのこの面白い話が読めると期待したのだが、面白かったのはきのこをとりに妙なところ、シベリアとか南極とかイランとかに突撃していく珍道中であって、それに加えて土屋賢二のニセモノみたいな妙な文章が面白い。
    肝心のきのこはあんまり出てこないし、面白くなる前に終わってしまう。雪の下で育つという妙な菌類なのに。岩波「科学」ライブラリーなのに。

  • 雪腐病菌というマイナーな菌(きのこ)の研究者である著者の星野保氏が、その雪腐病菌を探して、ロシアや北極、果ては南極まで珍道中を繰り広げるという冒険記。こんな菌に情熱を傾ける人たちがいるということ、またそれを許す日本社会に感心した。

  • 菌類を研究している筆者がロシアや南極に菌集めに行った体験記。

    最初はそこそこのウけようブログ程度なのかとがっかりしたのですが、だんだん普通の本では見聞できないお話がたくさんでてきて楽しかったです。

    南極の昭和基地の汚水処理棟で発見した菌を苦心して持ち帰る時のドタバタ(?)に菌への愛があふれています。

    未知の世界をちょっとだけのぞいてみたい人に。

  • 著者は、常温でパワーを発揮する酵素を生産する、雪腐り菌を探しに、北海道からロシヤへ行き、ロシヤの皆さんとの軋轢を肌で感じ、「五車星の一人フドウ」のごときジャコウウシに遭遇し、南極でなんかを発見して苦労して育てる。
     南極に生息する雪見〇福状の菌の詳細が「既知の菌」だけでとか、科学的な情報が少ない。

  • エッセイとして面白くなくはないんだけど、4割くらいの面白くないギャグが6割くらいの面白いギャグの足を引っ張っている感じ。特に土屋賢二的ギャグがよく外している。
    もうちょっとギャグの数を減らした方が、結果的に面白くなるのではなかろうか。

  • 20160811読了

  • 世界紀行とあるように、菌類研究者である著者の海外採集のドタバタ顛末記となっている。学術書に出てこない研究の側面を描きたいという姿勢は大切だと思うが、正直なところ、もう少し研究の内容についても読みたい。旅行を面白く書く書き手というのは他にたくさんいるので、やはり著者の専門である雪腐病菌について、なにが面白い点なのか、採集して持ち帰ってどんな実験に用いられるのかとか、どんな発見が期待できるかとか、そういう描写のボリュームがほしいところです。ページ数すくないのでキツかったんだろうけど、編集に少し首をかしげる部分があった。

  • 真面目な菌類研究ではなく,探検記のような感じで,とてもユーモラス.写真やスケッチなど挿入されていて,わかりやすかった.自画自賛なのが面白い.

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