つじつまを合わせたがる脳 (岩波科学ライブラリー 257)

  • 岩波書店 (2017年1月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784000296571

みんなの感想まとめ

脳がどのようにして複雑な情報を処理し、現実を理解しようとするのかを探求した内容が魅力的です。ラバーハンド錯覚やマガーク効果など、さまざまな心理学実験を通じて、私たちの知覚や認知のメカニズムが解説されて...

感想・レビュー・書評

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  • 作り物の手を自分の手と思ってしまう「ラバーハンド錯覚」、その延長の幽体離脱体験、聴覚と視覚のずれから生じるマガーク効果/腹話術効果、目前にあるのに平然と見落としてしまう現象…いずれも興味深く読んだ。

    世の中のノイズ、カオスについて、脳は理解しやすくするために文字通りつじつまを合わせる。この作用が面白い。本が出たのは17年だが、幽体離脱はVR/ARでできるようになっている。技術の進展が脳のバグを補正したり、補強したりするのも当たり前になったりするのだろうか。

  • 2016年の本。文章がかたいので大人向け。子どもなら、高校生以上が適切。扱っている内容は難しくはない。
    子ども向けには錯覚や認知に関する本がいくらかあるのでそちらの方が読みやすい。

  • 学部生の頃,「統覚」という概念がよく分からなかった。それは自覚的に統覚している経験が(今も)ないからだろう。本著では知覚された情報をいかに統覚しているかを代表的な心理学実験(ラバーハンド錯覚,マガーク効果,腹話術効果,専門家の注意力,形や色の好ましさ)を用いて解説する。百聞は一見にしかず,実際に体験すると驚きに満ちる。その意味では基本的な心理学実験を全て経験しておくことは人間の認知に対する好奇心を刺激する。「つじつまを合わせる」は認知的均衡理論に通じる。意味を作ろうとする人間の原理は頑健だな。

  • 内容は、大変大変興味深く面白い。
    だけど論文を読んでいるようで、文章がとても固く感じる。
    もう少し、砕けて書いてあればなあ。

  • ☆出現率の低いものは発見しにくいが、結果をフィードバックすることで発見率があがる

  • 脳は情報が足りなくてももっともらしい理由を作る。視覚、聴覚、皮膚感覚などの感覚を脳で統合してつじつまを合わせている。すべての情報がそろってから判断していては生き抜けなかったのでこのように進化したのではないか。

  • 身体所有感覚には視覚と触覚の統合的認知が重要である

    マガーク効果 視覚情報と聴覚情報のつじつまあわせによって起こる現象

  • ラバーハンド錯覚、マガーク効果、見落とし、典型的見え、色嗜好、共感覚。
    うむ、こういうワード好きなんですよね…。こういう心理学的な話はさらっと楽しめてよい。

  • 自分には専門的過ぎた。臨死体験はラバーバンド錯覚という脳内の幻想の疑いがあるとのこと。

  • ラバーハンド錯覚や腹話術効果など実験などからもわかるように人間の脳というのは何でもつじつまを合わせようとする。

    心理学的に言えば認知的不協和。

    人間の五感なんて簡単に錯覚するのだからあんまりあてにしすぎないというのは大事ですね。

  • ラバーハンド錯視,腹話術効果,各種ブラインドネス,色の恒常性,ヒューリスティック等々,脳科学に頼らない伝統的(?)知覚・認知心理学の知見を紹介している。授業でここいらへんの話をする時にはぜひ参考図書として紹介しよう。一時ネットで話題になった青と黒or白と金のドレスの話題もあり。ここらへんはカラー口絵とかにしてあるともっとよかったなあ。

  • 認知心理学の専門家による、「つじつま合わせ」という脳の特性についての話。うーん、あまり目新しいものではなかったような…。一番興味があった幽体離脱についての説明がどうにもわかりにくい。何遍読んでも腑に落ちないのは、私の理解力不足のせいなんだろうか。

  • 脳にだまされてるのかだましているのか。つじつまをあわせないと生きていけないのが本音なんでしょう。

  • 請求記号 491.371/Y 77

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著者プロフィール

東京大学名誉教授、筑波学院大学経営情報学部教授

「2022年 『認知科学講座4 心をとらえるフレームワークの展開』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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