オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで (岩波科学ライブラリー 261)
- 岩波書店 (2017年5月20日発売)
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感想 : 41件
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784000296618
みんなの感想まとめ
身近にあふれるオノマトペの奥深さを探求する内容で、言語学の視点からその魅力を解き明かしています。音の構成や法則が、私たちの感覚とどのように結びついているのかを学ぶことができ、特にオノマトペの音の位置に...
感想・レビュー・書評
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身近に溢れるオノマトペ。
知ってるつもりでも、言語学者にかかれば、その奥深さが見えてくる。
オノマトペの音の構成、その仕組みには法則がある。
モフモフは、学んでなくても「猫を触った感じ」「柔らかい毛布」などのイメージが自然とわいてくる。
これは、その法則が自然と私たちの中に学習されているからなのだ…。
言語学の本を学ぶと、なぜこんな複雑なルールを私たちは知らないうちに理解しているんだろうと、とても不思議な気持ちになる。
ほんとに言語学って面白い。
この本は、なかなか難しい内容を、とてもわかりやすくまとめていると思う。
学びも多かった。
とくに驚いたことは次のこと。
一つ目、オノマトペの音には一つ一つ、なんらかのイメージがある。ここはわかるんだけど、一音目にくるか、二音目にくるかでイメージが変わるということ。「フワフワ」と「ワフワフ」だと、同じ音を使っているにもかかわらず、全く受ける印象がちがう。これは初めて気づいた。
二つ目、上の一つ目の延長だけど、なんと、新しいオノマトペが生まれたらどんなふうに運用されるか、その予想ができるシステムがあるらしい…。本書では「モフモフ」を使って予想が算出されていて、だいたいのイメージにあったデータベースになっていた!
三つ目、わたしは日本語にオノマトペが多いということで、他国はオノマトペがあまりないと思っていた。が、実は韓国語のほうがオノマトペが多いということ、さらに多い国があるということを知った。さらに、オノマトペ総数と、オノマトペで表される概念のレベルが異なるらしい。これはとても面白く、さらに自分の日本語びいきがよくわかって、少し恥ずかしくもなった。
これ以外にも面白い話がたくさんあったが、紹介しきれない。オノマトペは奥深い。
国立国語研究所と言語系学会連合共催、第10回NINJALフォーラムで紹介された内容だとか。
長年積読本だったのだけど、ようやっと読み終えました。面白かった!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
副題や表紙からは柔らかい読み物を連想させるが、その実
真面目でどちらかと言えば硬めの論説集。ただ一本一本が
短めなのもあって読み易く楽しむことができた。この本を
入口にさらに奥深く進んでいくのが正しいだろう。ただ
オノマトペが何処まで探究されているのかはわからないの
だが。
アメコミ風漫画を描いていた時に描き文字をどうやって英訳
しようか悩んだことを思い出すな。 -
ちょっと専門的な感じがするが、日本語の音がもつ意味と力を感じることができて興味深い
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貸出状況はこちらから確認してください↓
https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00286052 -
「言語の本質」から思い出して読む。オノマトペについて様々な研究者がそれぞれのテーマで語る。浜野祥子さんの『「スクスク」と「クスクス」はどうして意味が違うの?』が面白かった。人は音と意味に何らかの繋がりを見いだしている。音象徴という概念。k/g,t/d,s/z,p/bの組み合わせ。中学校のころ過去形の作り方でpkftsがedをつなぐということを習ったような気がする。新しいオノマトペを作る研究は新しい錯視を作る研究と似ているのかも。
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2017年に開催された公開シンポジウムの産物。総勢8人の研究者がオノマトペの謎に多角的に迫る。よくまとまっており、入門書としてはthe best of the bests。
外国語のオノマトペはどうなっているか。外国人にとって日本語のオノマトペは難しいのか。オノマトペはことばの習得に役立っているのか。なぜ赤ちゃんことばに似ているのか、などなど。コラムでは、日本の漫画やアニメで多用される擬情語(クヨクヨ、ゲンナリ、ドヨーン)にも言及している。
日本語からオノマトペをすべて抜いてしまったら、いかに味気ない言語になりはててしまうか。オノマトペの凄さも実感させてくれる。 -
日本語を豊かにしている擬音語や擬態語。8つの素朴な疑問に答えながら、言語学、心理学、認知科学など、さまざまな観点から、オノマトペの魅力と謎に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40248212 -
人間はオトマノペに対してどのような印象を抱き、どのように獲得しているのか、またオトマノペに法則はあるのか。
複数の観点からオトマノペに対してアプローチが行われているが、中でも外国語のオトマノペと赤ちゃんとオトマノペに関するものが面白かった。
外国語にもオトマノペはあるが、ヨーロッパから離れた地域の言語に多く、アニミズム文化にも多く存在するという仮説は興味深い。
赤ちゃんとオトマノペについては、赤ちゃんは脳が未発達のため視覚と聴覚の刺激が関連づけられて音と視覚の間に類似性を感じるとあった。以前読んだ『幻覚剤は役に立つのか』の中で、脳のデフォルトネットワークが発達することで固定された考え方になるが、子供は脳の回路が最適化されていないため、柔軟な考え方ができるとあったが、オトマノペの話もまさしくそれとつながっているのだと感じた。 -
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言語学未習者からはとっつきやすいトピックから、科学的な究明のあり方を追体験しつつ、その背後にあるアプリオリな感性の存在について哲学や生理学などに跨る広範な不可思議に触れられる。
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この岩波科学ライブラリーでは、これまで生き物に関するものばっかり読んでましたが、この本が初生き物以外の本です。
読む前はもうちょっとユルい内容を想像していたのですが、読んでみると、かなり学術的な内容でした。でもそれはそれで面白い。何故オノマトペからその対象のものを想像できるのかとか、日本語以外のオノマトペとか、オノマトペと赤ちゃん言葉とか、どれもなかなか奥が深い。いや〜こういうことをちゃんと研究している人がいるんだ。学問の世界は奥が深いですね。 -
ウウン思ったより学術的だった…
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オノマトペというものが随分と気になっていた。中国語も英語も学んだ上で、日本語のオノマトペの表現の豊富さが好きだし、楽しい。ちょっと勢いで自前のオノマトペを使ってみても通じちゃったりする。
でも至って真面目な本書、軽妙なオノマトペと難解な学術表現のギャップが甚だしいのだけれどそこまで含めた味わいといおうか。勉強になる上にシュールさにくすりと笑える楽しい一冊だった。 -
生まれた時から身近にあり、自然に使ってきたオノマトペ。他の言語との違いや、法則性や発音との関係など、最初から最後まで興味深く読むことができた。時代によってもイメージや使われ方は変わったり、保育の現場でも自然に使われていることに改めて気づく。面白かった。
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オノマトペは日本人の生活に密接に関係しており、今では日本語に欠かすことができない存在となっている。もしオノマトペが存在しなかったら世界中で有名な「ピカチュウ」はどんな名前になっていただろうか。「雷ネズミ」?「イナビー」?オノマトペにはたくさんの謎がある。日本語に特徴的と言われるオノマトペの魅力と謎に迫る一冊。
【中央館3F・西 814/ON】 -
何気に使うオノマトペ。
少し原理がわかった。 -
序 日本語にはオノマトペが欠かせない
1 「スクスク」と「クスクス」はどうして意味が違うの?
2 オノマトペの意味は変化するの?
3 オノマトペにも方言があるの?
4 外国語にもオノマトペはあるの?
5 外国人は日本語のオノマトペを使えるの?
6 オノマトペはことばの発達に役にたつの?
7 どうして赤ちゃん言葉とオノマトペは似ているの?
8 「モフモフ」はどうやって生まれたの?
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著者プロフィール
窪薗晴夫の作品
