オノマトペの謎――ピカチュウからモフモフまで (岩波科学ライブラリー)

制作 : 窪薗 晴夫 
  • 岩波書店
3.21
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本棚登録 : 186
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000296618

作品紹介・あらすじ

スクスクとクスクスはどうして意味が違うの?オノマトペにも方言があるの?外国語にもオノマトペはあるの?モフモフはどうやって生まれたの?日本語を豊かにしている擬音語や擬態語。8つの素朴な疑問に答えながら、言語学、心理学、認知科学など、さまざまな観点から、オノマトペの魅力と謎に迫ります。

感想・レビュー・書評

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  • 日本語はできるようになっている。

  • 擬音・擬態語を意味するオノマトペ。
    本著はオノマトペに関するシンポジウムと同時に企画された、8編の異なるテーマの研究をまとめた一冊。

    我々が普段何気なく使っているオノマトペは、考えてみるとかなり不思議な概念だ。
    なぜ理解を超えて感覚で共有できるのか。どういった原則があるのか。などなど、言語の構造や認知過程はわからないことだらけ。
    本著ではそれらをはじめ、海外でのオノマトペなどにも触れている。

    各テーマごとのページ数が少ないため論考としてはボリュームが不十分ではあるが、そこらの同種の本よりよほど要点がまとまっており、テーマの面白さも相まってオノマトペ入門として良い一冊であった。
    気になるテーマを見つけて、じっくり調べる足掛かりにもいいと思う。

    個人的には認知心理学的観点からの6章 ことばの発達に役立つのか、についてが特に興味をひいた。
    同じように思える行為でも対象の微妙な違いで「意味の中心」が動き、言語表現もニュアンスが変わる。オノマトペはその中心に直結した観念でもあるということに、感覚を伝える概念としての核があるように思えた。

  • 海外にもオノマトペがけっこうあるというのは意外
    音ごとで機能が決まっているのは面白い

  • おもしろい!オノマトペ研究の今後がとても楽しみ。

  • ‪サブタイトル見て、この本大丈夫かなぁって思ったけど、なかなかにドン・ピシャリ、笑。読者層が厚いとは言えない言語学本で増版されてる理由も読んで納得。‬
    ‪オノマトペって、一見面白いのに学問すると掴みがたく苦手だったんです。積読本がいくつかあるくらい。説明もスッと入ってくる。‬

  • 普段何気につかっているオノマトペを言語学の見地から読み解いていきます。

    オノマトペにこんな構造や意味があったなんて、とびっくりする話が多く大変勉強になります。

    海外のオノマトペも興味深いですね。

    大変面白かったです。

  • オノマトペの音韻的特徴,方言としてのオノマトペ,日本語以外の言語におけるオノマトペなどについて,各章は独立しているのでどこから読むことも可(とはいえ敢えてバラバラに読まずとも,最初から通してさっと読み通せる)。

  • 執筆者 浜野祥子、小野正弘、竹田晃子、秋田喜美、岩崎典子、今井むつみ、坂本真樹

  • 音やモーラ形での印象の違いや、外国語のオノマトペなど興味深い話題も多かったが、章ごとに執筆者が異なる書の常として、テーマ間の繋がりが見えにくく、痒い所に手が届かない。オノマトペの研究はまだ浅いと記されているが、横断的な評価が読みたい。
    なお副題にあるピカチュウにはほぼ触れられない(というかこれはオノマトペでないのでは?)

  • オノマトペとは擬声語、擬音語、擬態語などのことで、たとえば「ギャーギャー」、「ワンワン」、「ドッシリ」などである。本書はそのオノマトペについて日本語のそれに限らず、海外のオノマトペも含め広く分析、考察したもの。私は日本語は世界でもトップクラスでオノマトペの多い言語なのでは、と思っていたが、本書によれば実はそうでもなく、たとえば、日本語のオノマトペの概数は「2000語以上」なのに対し、朝鮮・韓国語では「5000語以上」、タミル語、ヨルバ語、イグボ語などでは「無制限」とのこと。一方、日本人に最もなじみのある英語は「数百語」。
    その他にも語の反復や音の分析等、広い視点でオノマトペの概要が掴める面白い本であった。

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