新版 外国語学習に成功する人,しない人 第二言語習得論への招待 (岩波科学ライブラリー 330)

  • 岩波書店 (2025年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (134ページ) / ISBN・EAN: 9784000297301

作品紹介・あらすじ

有効な学習法とはどういうものか。外国語が身につくとき、学習者にどんな変化がおきているのか。いつどこでも勉強できる辞書や教材がネットに豊富にあり、オンラインコミュニケーションの発達によって外国語を使う機会が増えた今こそ、学習法を見直そう。ロングセラーの初版に補章やコラムを加え、最新の状況に対応した新版。

感想・レビュー・書評

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  • 明確な目的はないが、去年から毎日短い時間でリスニングやリーディングを取り組んだり、英語で日記を書いてみたりと、ゆるく英語の勉強を始めた。現時点で楽しみながら英語に触れられているからこそ続けられていると思うが、レベルを上げていく方法を考えるようになったため、本書を手に取った。ページ数が少なく、内容も広く浅くで英語学習に躓いている人にとってはわかりやすいと思う。ただ、わかってない点も多く、今後のテクノロジーと研究の進歩にも注目していきたい。やり方はこのままでも問題なさそうだが、動機づけに関しては工夫していく。

  • 図書館で見かけて読んでみた。
    英語が話せるようになりたいが、流暢レベルは程遠く…何か学習のヒントになるものがないかという気持ちもあった。
    まだまだ第二言語の学習法については、未知の部分が多いのだと思った。具体的な学習法にも触れてあり、昔ながらの学習法に固執せず、色々とやってみた方がいいと感じた。

  • パートナー氏が借りてきた本を読ませていただいた。さらっと短時間で読めた。

    第二言語習得研究の立場から、第二言語学習についてわかってきたことをまとめている内容。以下メモ。

    ・動機づけが大事
    ・言語間の距離で習得難易度は決まる(アメリカ人学習者が週30時間の集中コースで上級レベルに達するまでに必要な学習時間:フランス語ならば20週、日本語ならば44週)
    ・言語習得の適性:①音に対する敏感さ、文法に関する敏感さ、意味と形の関連パターンを見つけだす能力、丸暗記する能力、である程度説明がつく。②3歳時点の母語の文法発達レベルと外国語学習適性テストのスコアに相関関係あり(実際の外国語の成績とは相関がないので、習得には適性以外に動機づけや学び方などの環境要因も重要)
    ・インプット(意味内容の理解)が言語習得の重要なメカニズム。リスニング能力の向上はほかの技能にも転移する。さらにアウトプットの必要性(実際にアウトプットしなくても頭の中でリハーサルをしていること)が重要(テレビでインプットしてもアウトプッが求められないので話せない事例が例証)。一方意識的な学習は、聞いているだけでは正確さに欠ける事柄の補填に役立つ(aとanの区別、文法的な正確さ、社会的に適切な表現の使い分けなど)
    ・意味内容の理解が言語習得につながるのは、その言語の予測文法が身につくから。He gave me...と来たら、その次には名詞が来るだろうと予測しながら話を聞く(意味と音声形式を関連づける)のをかなりのスピードでやらないと会話が成り立たない。会話をするには無意識に使える予測文法が不可欠。
    ・リスニングは、80%以上わかる教材を何度も聞いた方が予測文法が身について良い。ほとんどわからないものでも、聞かないより聞いたほうが良い。脳は音を処理して、音声リズムに慣れる効果があるはず。
    ・アウトプットは毎日少しずつでもやる。そうすると、インプットのときの処理レベルが高まる。
    ・単語や熟語は、文脈の中で覚える。知らない単語や熟語があっても、なるべく推論する。

  • 図書館で面白そうだったので借りて読んだ。
    書かれていた内容を理解するのに少し難しく感じたが、せっかくなので、第二言語習得論についてもう少し知りたいと思う。

  • こうゆう小説じゃない本、やっぱり分かりきってるようなことをグダグダ遠回しに何度も書いてたり、結論出さずにふわっと例外はありますが〜だと言われています。みたいな書き方が腑に落ちない
    もっと断定的にハッキリ、言語習得に必要なことを述べてほしかった

  • 系・院推薦図書 総合教育院
    【配架場所】 図・3F開架
    【請求記号】 807||SH
    【OPACへのリンク】
    https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/volume/474231

  • 啓光図書室の貸出状況が確認できます
    図書館OPACへ⇒https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50387711
    他校地の本の取り寄せも可能です

  • 第二言語習得にはアウトプットも大事。
    リスニングは80%ぐらい分かるのがよい

  • 請求記号 807/Sh 81

  • 【本学OPACへのリンク☟】

    https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/728996

  • □選定理由
    ・英語学習に躓きがあり、体系的に学ぼうと思った為。

    □感想
    ・英語と日本語、その他言語の言語間距離の違いや、母語と第二言語との比較など、なんとなく分かっていた事の詳細理解ができた。
    ・意味のあるinputとoutputを継続する事が大切。

  • メモ
    ・アウトプットは重要。声に出さなくても、頭の中で英文を組み立てるリハーサル作業をするだけでも、インプットの処理の質が上がる。
    ・80%くらい理解できる英文を大量に読む方が、予測文法が身につく。
    ・理解が難しい英文でも、聞かないよりは聞いた方がいい。英語のリズムなどに慣れるから。
    ・授業では、習った文法を使って身近な内容でインタビューし、聞いたことを書く。初級の段階から自然なコミュニケーションをしていけば、限られた範囲でなら流暢なやり取りができるようになる。
    ・三単現のsは難しい。すぐにできるようにはならない。

  • 外国語学習法を扱う本は、著者の意見が一本化されてそれに合わせて理由やデータがつけられるが、本書はとても客観的な本である。
    どれが正しいかは断定せず、具体的な実験や証言を合わせてどういう学習法が良いのかを読者に決定してもらう書き方で好感が持てた。
    昨今のAI学習についてもだらだらと書かず、簡潔にまとまっている。付録も読みやすかった。

  • 第二言語習得(SLA)について一般向けに分かりやすく書かれたもの。

    非常に端的にまとめられているのですぐに読み終えることができる。
    英語学習者としても、英語指導者としても外国語がどのように習得されていくのかを知っておくとより効果的・効率的な学習、指導ができることを科学的根拠を示しながら教えてくれる。
    また、これまで分かっていることと注意が必要なことも分かりやすく示してくれている。

    一方で、本書の中にも書かれているが、あくまで入門書のため、ある程度SLAを学んできた人は「ん?」と思うような詳しい説明が必要な箇所はある。

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