第一次世界大戦開戦原因の再検討――国際分業と民衆心理

制作 : 小野塚 知二 
  • 岩波書店
4.33
  • (2)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :25
  • レビュー :2
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000610070

作品紹介・あらすじ

その後の世界のあり方を決定的に変えたといわれる第一次世界大戦の開戦から一〇〇年が経つ。現在のグローバリゼーションにも比べられるような経済的国際分業体制が構築されていた当時、なぜ世界を二分する戦争が勃発したのか。帝国主義論などのさまざまな通説を再検証するとともに、現在的観点から開戦原因について考察する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 第一次世界大戦開戦理由の教科書的通説(帝国主義の末路)を検証し、当時の社会の姿を描くことがこの本の主眼である。書き手が大戦を専門とする近代史の学者ではなく、経済史などを専門とする多様な学者であることがこの本の出色であろう。そのため、この本によって描かれる時代は、帝国主義外交の盛衰、グローバル経済の発展、平和主義運動の台頭、ナショナリズムの過熱化と様々である。開戦理由をああでもない、こうでもないと逡巡する点がある意味魅力である。
    外交努力はなされ、経済的に戦争は損であるという考え方も流通していたのに戦争は起きてしまった。この本から得られる教訓は、「戦争なんて起こらないと油断してはならない」ということだと思われる。l

  • これまでの歴史養育は何だったのか?
    3B政策と3C政策、三国同盟と三国協商の激突はご都合主義に過ぎるらしい。
    確かに高校の頃、3Bと3C何処で交差するのかなとは思った。
    今から読む。

全2件中 1 - 2件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

第一次世界大戦開戦原因の再検討――国際分業と民衆心理はこんな本です

ツイートする