- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000610087
作品紹介・あらすじ
イラク情勢が混迷の度を深めるなか、非人道的な政策を掲げて勢力を拡大する「イスラーム国」が世界を震撼させている。その実態は?イラクはこれからどうなるのか。第一線で活躍する専門家たちが、イラクの国内情勢のみならず、周辺諸国やアメリカの動向なども視野に入れて多角的に分析。テレビや新聞の報道では得られない突っ込んだ情報を提供する。
感想・レビュー・書評
-
ふむ
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イスラーム国とイラクを軸に現代中東情勢を様々な視点から日本を代表的する中東研究者が寄稿した一冊。
イスラーム国を語るんであれば必読書。 -
316.4||Yo
-
アメリカはイスラム国に対する空爆に乗り出す際に国際同盟の編成に腐心し、自国だけが攻撃を行うのではないことを強調した。同盟にはイギリス、フランス、カナダ、オーストラリアが加わり、イラクでの作戦に参加した。一方、シリア領内での軍事行動については、これがシリア政府の要請や同意に基づくものではないため、西側諸国は参加に消極的だった。
アメリカのオバマは、イスラム国によって迫害されているヤズィードの救出をあげた。それに対して、イスラム国側はキリスト教徒の十字軍が多神教とであるヤズィード派を助けるために、正しいイスラム教徒を攻撃している、やっぱりアメリカはイスラムの敵であると、ロジックをすり替えて、アメリカおよび有志連合への報復を呼びかけた。 -
イラク及びシリアで独自の領域支配を続ける「イスラム国」出現の政治的背景を分析した論文集。日本人人質事件表面化前の刊行で、一般的に注目された外国人誘拐・拉致についての言及は少ないが、イラク戦争後の中東情勢の構造的変化を知る上で有益な情報・研究である。
-
イラン、イラク、シリアとISISの背景。専門家が、それぞれの見地で、現状を説く。
-
松永泰行「新たな最高指導者に弱冠五〇歳のアリー・ハーメネイーが昇格した」。
「弱冠」は,Google翻訳で翻訳すると,ペルシャ語では「بیست سالگی」。