- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000610162
感想・レビュー・書評
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<概要>
ローマの将軍カエサルが、前58年から前51年まで(2000年以上も昔!!!)、ローマ軍を率いてガリア(現在のフランス周辺)に遠征した。この戦いの記録を、彼自身が書いたとされるもの。自身を”カエサル”と呼称で述べるなど、戦争モノでありがちな誇張はなく、単調な調子が最初から最後まで続く。
今回、軽い気持ちで読み始めたが、淡々とした文調のため、面白さを感じることは難しい、一方で、学びとして、カエサルが部下を鼓舞するシーンなどは、経営者として社員を鼓舞する際にぜひ活用したいと思った。
<中身>
淡々と戦争の状況や結果が続く中でも、カエサルの基本スタイルとしてはまず、情報収集の徹底ぶりが挙げられる。対戦相手の戦法の把握や交渉に活かすために相手の文化を知ろうとすることから始まり、戦闘中は捕虜からの情報収集に余念がない。経営においても、競合相手の情報を知り、最善の手をうてるようにと改めて感じた。
<所感>
戦争という判断ミスが生死を分ける極限の状況下で予想だにしないトラブルが発生するたびに、最善と思われる選択を続けるという将軍職は想像するだけで過酷なものだと思う。経営者は判断ミスにより命を取られることはないが、大事な従業員と自身の生活を守るために、全力で働きたいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読むのにめちゃめちゃ時間がかかった。眠くなるし、1回読んだところがすぐわからなくなって、何回も同じところを読んだ(読んだ覚えがないなら、もう一度読んだ方がいい!ってことで、いつも栞を使っていない)。
カエサルの報告をまとめたもの。たくさんの民族が年中闘っていて、カエサルは頼まれて戦に参加したり、自分から首を突っ込んだりして、これまた年中闘っている。
大きな力を持つと、不満を持つ者も出てくるわけで。ブルータス、お前もか、がなんで起きたのか興味はあるけど、この手の本はしばらくはいいや笑 また気が向いたら読もう。