10代からの情報キャッチボール入門――使えるメディア・リテラシー

  • 岩波書店 (2015年4月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (158ページ) / ISBN・EAN: 9784000610414

みんなの感想まとめ

情報の受信と発信の基本を学ぶことができる本書は、特に現代のメディア環境において、読者に重要な視点を提供します。著者は、自身の実例や身近な例を交えながら、情報をどう扱うべきかをわかりやすく解説しています...

感想・レビュー・書評

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  • 「情報」の受信と発信の基本について考える本書。
    「情報」はとても扱いの難しいテーマだと思いますが、著者である下村氏ご本人の実例や身近な例を使って伝えてくれているためスッと頭に入ってきます。タイトルに「10代」とありますが、情報の扱いには十分気を付けていると自信満々の大人や、難しいことはよう分からんと匙を投げているご老人も、この本から多くの気付きがあるかと思います。

    SNSやメディアを始めとする周囲に溢れんばかりにある「情報」と、私たちはどう距離を取りつつ向き合えば良いか。下村氏は「4つのギモン」と「4つのジモン」を提唱しています。

    シンプルになるほどなーと感じた一例が以下。
    「疑惑の△氏はこわばった表情で、記者を避けるように裏口からこそこそと出て行った」(P102)
    いかにも身を潜めて後ろめたい気持ちで建物を出る当事者の姿が目に浮かびます。しかしよく見るとこの一文には記者の主観が非常に含まれており、事実だけを抜き出すと「疑惑の△氏は裏口から出て行った」のみ。受け手側の興味を引くために、送り手側が情報に肉付けする手法は世の中で多く見られます。
    「事実」を受け取るため、受け手である私たちは“ギモン”――「この情報は正しく伝えられているか?」というレンズを通して物事を見極める力が欠かせません。

    「情報」は味方にも敵にもなり、さらに被害者にも加害者にもなりうる危険性が潜んでいます。情報に振り回されないために、自衛の意も込めてたくさんの方に手に取ってほしいと思います。

  • 10代向けとされているが、いわゆる情報リテラシーを得る上で非常に重要な点を分かりやすく解説している一作。

    メディアの情報をただ鵜呑みにするのではなく、本当なのか?別の見方はできないか?という視点を与えてくれることに加え、自分が情報発信する際も、同様の点に気をつける事で、キャッチボールを円滑に行なえるよう解説してくれている。

    印象に残ったのは、メディアが間違った情報を流してしまった場合、一応は訂正のコメントを流すものの、最初の一報を信じて他の人に伝えてしまった人が、その訂正情報まで再度流すかは分からず、ほとんどの場合は流されない。そうすると誤った情報は広がったままになるという状況はあるあるであり、怖いと思った。

  • 貸出状況はこちらから確認してください↓
    https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00301466

  • メディアリテラシーいまいちわからず大人になってもう10年近いので、学ぶことにした!ティーン向けの本でまずは超入門!わかりやすかった、私的にはTwitterがとてもとても苦手だなぁ( ; ; )

  • SNSなどを使う上で注意するべきことを子ども向けにまとめた1冊です。言われれば当然なんだけど、ついついやってしまいがちなミス。子どもたちがこういったことを知らずにネットを使っていると思うとコワイ。お箸や赤信号のように、当然のこととして教えていかないといけませんね。ベースは相手を思いやる情報発信です。

  • <閲覧スタッフより>
    もし友達から「もうすぐ人類滅亡するって!」とLINEが来たら、あなたはどうしますか?誰もが情報の発信者になる時代。被害者にも加害者にもならないために、情報の扱い方を今一度見てみましょう。
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    所在記号:361.453||シモ
    資料番号:20106673
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  • 東2法経図・6F開架:361.45A/Sh53j//K

  • 教育
    メディア

  • 受信
    まだわからない
    事実,意見、印象?
    他の見え方
    隠れているもの
    発信
    明確
    正確
    優しさ
    易しさ

  • かなりおもしろかった。ティーンエイジャー向けにネット時代の情報リテラシーの学び方を伝える本だが、大人でも読んですんごくタメになる(しかも、ティーン向けの本だから文字も大きくて内容は少ないため、すぐ読み終えられる)。ウィットに富んだ文章と、実際の社会問題に絡めた事例も多く紹介されていて、身につまされる。図版も多いので、文字以外に視覚的な理解もしやすい。

  • タイトルには「10代からの」とあるけれど、メディアリテラシーを学ぶべきなのは、大人も同じだと思う。
    4つのギモン①まだわからないよね?即断するな②事実かな?意見・印象かな?③他の見え方もないかな?④隠れているものはないかな?
    4つのジモン①何を伝えたいの?《明確さ》②キメつけてないかな?《正確さ》③キズつけてないかな?《優しさ》④これで伝わるかな?《易しさ》
    SNSなどで発信することが増えてきたからこそ、気をつけたい。
    「お堀の白鳥」の事例はよくあるパターン。リポーターのみなさまには是非、ありふれた定型文ではなく、プロならではの視点から伝えることばを聞かせてほしい。

  •  ネット時代の情報の受け止め方。

     分かりやすく情報の確認の仕方が書いてあり、真贋は確かめられなくとも怪しい情報に踊らされない為にどう判断するべきかを学ぶことができる。
     さらに発信する側になった時にも、そこから反転してどうすべきかも書かれている。
     読み進めやすく、小学生から読める。

     ネットを始める子ども達にとって必読。

  • わかりやすい

  • 一日の中で一番時間を費やすが、誰も教わらないメディアとの接し方。ネット時代には接し方次第では大きな問題となる可能性もあるメディア、特にネットとの接し方を伝える本。対象が中高生向けなので、わかりやすい。受信と発信をそれぞれ4つに分けてわかりやすく解説。情報をしっかり受け止るための4つのギモン。1.まだわからないよねー結論を即断するな、2.事実かな?意見・印象かな?ーゴッチャにして鵜呑みにするな、3.他の見え方もないかな?ー一つの見方に偏るな、4.隠れているものはないかな?ースポットライトの周囲を見よ。情報をしっかり届けるための4つのジモン。1.何を伝えたいの?ー明確さ、2.キメつけてないかな?ー正確さ、3.キズつけてないかな?ー優しさ、4.これで伝わるかな?ー易しさ。まとめると、表現力は思いやり力。最後に情報キャッチボールを活性化することが民主主義を発達させるとまとめられた。

  • 高校生にも理解できるように非常に噛み砕いて、大切な示唆を与えてくれている。
    大学生もこのくらいでないとしっかりと理解はできないかも知れない。
    このテーマの他書に多い、問題提起しっぱなしで解決策がないという感じもあまりしない。(実際には解決は非常に難しいが、基本的心構えを具体的に提示できている点が評価できる)
    2年生ゼミの輪読でピックアップしようと提案したら、価格が高いと却下されてしまった・・・・

  • 下村健一さんによる情報リテラシーをみにつけるための一冊。

    小学校高学年から

    生まれた時にすでに携帯電話、スマホ、PC(インターネット)がそろっている世代にはそれらが日常生活の一部として当たり前に存在している。しかし、その使い方をきちんと学んだろうか?大人になってからそれらとつきあうようになった私たちにはそれをきちんと伝えることができているだろうか?

    ここに書かれていることは、それらメディアだけではなく、自分で判断する時に大切なポイントになると思う。

    また自分から発信するつもりがなくても、発信していることも意識しなければならない

    ◆情報をしっかり受け止めるための4つの疑問
    1)まだわからないよね?~結論を即断するな
    2)事実かな?意見・印象かな?~ゴッチャにして鵜呑みにするな
    3)他の見え方もないかな?~一つの見方に偏るな
    4)隠れているものはないかな?~スポットライトの周囲を見よ

    ◆情報をしっかり届けるための4つの自問
    1)何を伝えたいの?~明確さ
    2)キメつけてないかな?~正確さ
    3)キズつけてないかな?~優しさ
    4)これで伝わるかな?~易しさ

  • ジャーナリストの下村健一が、インターネットで簡単につながる現代での情報のやりとりの注意を教えてくれる。

    確かに、親や学校が教えてくれない情報リテラシー。
    (教えてあげたくても、自分たちがよくわかってもいなかったりする。メカが苦手なんだよ〜!いろいろ進歩が早すぎてついていけないよ〜!子供に教えてもらっちゃったりするぐらいだよ〜!)

    子供にも、私のような大人にもわかりやすい!
    実際に体験した事例も、公正な視点でどう行動したか、みんなが困った事態に巻き込まれたら、知らず知らずのうちに加害者になってしまったら、ネットで流れる噂をどう読み取ったらいいか。
    意識の高い人が読むだけでなく、みんなが身につけるべきスキルであり、ベースとなる道徳でもあってほしいので、ちょっと情報の授業の宿題とかで課題図書とかにしてくれてもいいのに。

  • 「メディアリテラシー」などという難しいことを平易な言葉で分かりやすく説明してくれる。10代の子供向けとあるが、大人にも充分読み応えのある一冊。

    一日の行動の中で、睡眠の次にメディアと接する時間は長い。なのに情報の見方や受け取り方、またSNS社会で、TwitterやFacebook、LINEなどで誰もが簡単に情報発信できるが故に大切なこと、は学校で教えてくれない。
    それらを総じて「情報のキャッチボール」に擬えて問題提起している。

    そう、昔と違って情報は受け取る一方でなく、現代のデジタルネイティブの子供達は簡単に世の中へ発信できることのリスクやメリットを学ぶ必要があるのだ。

    【咀嚼して一旦考えてみる】
    簡単なようで自分も含めなかなか出来ていない。メディアへの接し方、だけでなく【人として大事なこと】を教える前に親世代が学ぶべきことが多く、非常に勉強になった。

  •  LINE、ツィッター、ブログ・・・今の時代誰もが情報を発信できる。間違った情報を受け取る被害者になるだけではなく、間違った情報を人に伝える加害者にもなりうる。では、情報の受け取る時、発信する時、何に気をつければ良いのか?
     小5の国語教科書「想像力のスイッチを入れよう」の関連で、小学生にも読めるのかなと読んでみた。5年生には難しいかな。事例があって、おもしろかった。

  • 小中高校生が情報に関するメディア・リテラシーとして学習するにはいい本である。これをもとにして教師が自分の教材を作成できるように書いてあるところがいい。実践の本である。

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著者プロフィール

市民メディア・アドバイザー。TBS報道アナウンサー等を経て、TBS「サタデーずばッと」(テレビ)「下村健一の眼のツケドコロ」(ラジオ)等にレギュラー出演中。

「2006年 『どうして勉強するの?お母さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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