10代からの情報キャッチボール入門――使えるメディア・リテラシー

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 133
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000610414

作品紹介・あらすじ

「今年の12月に人類滅亡だって!」君のLINEに友だちからこんなメッセージが届いたら、どうする?ネット上に無数の情報が飛び交い、誰もが簡単に情報の被害者にも、加害者にもなってしまう。4つのギモンとジモンを学べば、誰でもしっかりと情報を受け取り、届けることができる!現代を生きるための実践ガイドブック。

感想・レビュー・書評

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  • 「情報」の受信と発信の基本について考える本書。
    「情報」はとても扱いの難しいテーマだと思いますが、著者である下村氏ご本人の実例や身近な例を使って伝えてくれているためスッと頭に入ってきます。タイトルに「10代」とありますが、情報の扱いには十分気を付けていると自信満々の大人や、難しいことはよう分からんと匙を投げているご老人も、この本から多くの気付きがあるかと思います。

    SNSやメディアを始めとする周囲に溢れんばかりにある「情報」と、私たちはどう距離を取りつつ向き合えば良いか。下村氏は「4つのギモン」と「4つのジモン」を提唱しています。

    シンプルになるほどなーと感じた一例が以下。
    「疑惑の△氏はこわばった表情で、記者を避けるように裏口からこそこそと出て行った」(P102)
    いかにも身を潜めて後ろめたい気持ちで建物を出る当事者の姿が目に浮かびます。しかしよく見るとこの一文には記者の主観が非常に含まれており、事実だけを抜き出すと「疑惑の△氏は裏口から出て行った」のみ。受け手側の興味を引くために、送り手側が情報に肉付けする手法は世の中で多く見られます。
    「事実」を受け取るため、受け手である私たちは“ギモン”――「この情報は正しく伝えられているか?」というレンズを通して物事を見極める力が欠かせません。

    「情報」は味方にも敵にもなり、さらに被害者にも加害者にもなりうる危険性が潜んでいます。情報に振り回されないために、自衛の意も込めてたくさんの方に手に取ってほしいと思います。

  • 受信
    まだわからない
    事実,意見、印象?
    他の見え方
    隠れているもの
    発信
    明確
    正確
    優しさ
    易しさ

  • かなりおもしろかった。ティーンエイジャー向けにネット時代の情報リテラシーの学び方を伝える本だが、大人でも読んですんごくタメになる(しかも、ティーン向けの本だから文字も大きくて内容は少ないため、すぐ読み終えられる)。ウィットに富んだ文章と、実際の社会問題に絡めた事例も多く紹介されていて、身につまされる。図版も多いので、文字以外に視覚的な理解もしやすい。

  • タイトルには「10代からの」とあるけれど、メディアリテラシーを学ぶべきなのは、大人も同じだと思う。
    4つのギモン①まだわからないよね?即断するな②事実かな?意見・印象かな?③他の見え方もないかな?④隠れているものはないかな?
    4つのジモン①何を伝えたいの?《明確さ》②キメつけてないかな?《正確さ》③キズつけてないかな?《優しさ》④これで伝わるかな?《易しさ》
    SNSなどで発信することが増えてきたからこそ、気をつけたい。
    「お堀の白鳥」の事例はよくあるパターン。リポーターのみなさまには是非、ありふれた定型文ではなく、プロならではの視点から伝えることばを聞かせてほしい。

  •  ネット時代の情報の受け止め方。

     分かりやすく情報の確認の仕方が書いてあり、真贋は確かめられなくとも怪しい情報に踊らされない為にどう判断するべきかを学ぶことができる。
     さらに発信する側になった時にも、そこから反転してどうすべきかも書かれている。
     読み進めやすく、小学生から読める。

     ネットを始める子ども達にとって必読。

  • わかりやすい

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    「今年の12月に人類滅亡だって!」君のLINEに友だちからこんなメッセージが届いたら、どうする? ネット上には無数の情報が飛び交い、誰もが簡単に情報の被害者にも、加害者にもなってしまう。 4つの「ギモン」と「ジモン」を学べば、誰でもしっかりと情報を受け取り、届けることができる。現代を生きるための実践ガイドブック。

    【キーワード】
    単行本・情報・メディア・インターネット・調べ学習

  • 一日の中で一番時間を費やすが、誰も教わらないメディアとの接し方。ネット時代には接し方次第では大きな問題となる可能性もあるメディア、特にネットとの接し方を伝える本。対象が中高生向けなので、わかりやすい。受信と発信をそれぞれ4つに分けてわかりやすく解説。情報をしっかり受け止るための4つのギモン。1.まだわからないよねー結論を即断するな、2.事実かな?意見・印象かな?ーゴッチャにして鵜呑みにするな、3.他の見え方もないかな?ー一つの見方に偏るな、4.隠れているものはないかな?ースポットライトの周囲を見よ。情報をしっかり届けるための4つのジモン。1.何を伝えたいの?ー明確さ、2.キメつけてないかな?ー正確さ、3.キズつけてないかな?ー優しさ、4.これで伝わるかな?ー易しさ。まとめると、表現力は思いやり力。最後に情報キャッチボールを活性化することが民主主義を発達させるとまとめられた。

  • 情報を受け取るときに「ギモン」をもち、発信するときに「ジモン」する対比がとても分かりやすいです。
    ご自分の遭遇した事例をもとに、自分も遭遇してしまいそうな場面から説明がはいるので、体感的な理解がしやすい一冊です。
    テレビで流れたニュースのネタをみつけては、実名で罵詈雑言を書いている方たちにもぜひ、読んでいただきたいです。すでに「10代」ではない方々が多いような気がします、が。

  • 4つのギモンとジモンを学べば、誰でもしっかりと情報を受け取り、届けることができる。

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