世界史のなかの台湾植民地支配――台南長老教中学校からの視座

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (896ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000610735

作品紹介・あらすじ

一八八五年、英国の宣教師が台湾に設立した台南長老教中学校は、複数の帝国間の角逐のなかで折り重なる暴力にさらされながら、「台湾人」という集合的主体のよりどころとなっていく。本書では主に林茂生(一八八七‐一九四七)の活動に焦点をあて、学校の自治的な管理運営のために帝国主義と幾重にも対峙したその軌跡をたどることで、帝国日本による台湾植民地支配の歴史的意味を世界史的な脈絡において問い直す。

著者プロフィール

東京大学大学院教育学研究科博士課程修了
博士(教育学)(東京大学)
京都大学大学院教育学研究科准教授
『植民地帝国日本の文化統合』(岩波書店、1996年)
『戦時下学問の統制と動員』(川村肇・奈須恵子と共編、東京大学出版会、2011年)

「2012年 『内海忠司日記1928〜1939』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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