往復書簡 悲しみが言葉をつむぐとき

  • 岩波書店
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本棚登録 : 55
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000610797

作品紹介・あらすじ

多くの人が犠牲となった震災と原発事故。私たちは、その壮大な悲しみに真摯に向き合ってきただろうか。失われた声に耳を傾け、言葉に命を与えてきただろうか。気鋭の批評家と福島を生きる注目の詩人が、生と死の意味、言葉の本質的な役割などをめぐり対話を重ねた。一年間におよんだ『東京新聞』(『中日新聞』ほか)の好評連載に、二人の書き下ろしエッセイを加えて一冊にまとめる。

感想・レビュー・書評

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  • 個の問題は他者に向かって開かれていく中で、
    新しい姿に生まれ変わる。

    人間は簡単に共感できないが、
    思わぬところで共振する。

  • それぞれ別の経緯で知り、好きだったお二人の往復書簡ということで読む前から期待していた。
    お互いの存在は知りながら、実際には面識のなかったふたりが、敢えて1年間の連載が終わるまでは会わない約束で手紙を交わす。ふたりの距離が少しずつ近くなる感じ、お互いの心の中にあるコトバを交換し合うやりとりを、読者である私も同時にその場で体験させてもらったようだった。やっぱり、お二人とも大好きだ。ドキドキしながら読了。

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著者プロフィール

批評家、随筆家、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。
1968年新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。
2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、16年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、18年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、第16回蓮如賞受賞。
著書に『イエス伝』(中央公論新社)、『悲しみの秘義』(文春文庫)、『内村鑑三 悲しみの使徒』(岩波新書)、『詩集 愛について』『本を読めなくなった人のための読書論』(以上、亜紀書房)、『詩と出会う 詩と生きる』(NHK出版)、『霧の彼方 須賀敦子』(集英社)など多数。

「2021年 『「生きがい」と出会うために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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