青年と雑誌の黄金時代 若者はなぜそれを読んでいたのか

  • 岩波書店 (2015年11月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784000610803

みんなの感想まとめ

メディアの歴史を通じて、雑誌がいかに若者の文化や社会に影響を与えてきたかを深く掘り下げた作品です。特に、昭和の雑誌が育んだ青春の熱情や、若者が抱く未来への想像力が描かれており、読者は自身の青春と重ね合...

感想・レビュー・書評

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  • メディア史はある意味、自身と関連を見いだせずに無味乾燥なものでも、それが受容された時代などを推し量るという行為を通じて興味深く映る。

    各執筆者の労作がこのような形で繙けるのは好事家にはありがたい。

    受験周りの話は、サラリーマンのメディア史などでも触れていたが、より雑誌単位での考察が深められていたのはこの書物ならではだったと思う。

  • 若者向けの雑誌の歴史などがわかります。第九章の『百万人の英語』などには青春の思い出もあり、興味深く読みました。思えば、日本人と英語の関係もずいぶん変わってきたようですね。(コアラ)

  • 雑誌
    社会
    ノンフィクション

  • http://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&bibid=TB90309383

    『ファミマガ』『ファミ通』『電撃PlayStation』、『non-no』 『ロッキング・オン』、『ぴあ』、『現代思想』などさまざまな雑誌が取り上げられる。雑誌文化の息づかいが聞こえてくる。

    (推薦者:行政政策学類 新藤 雄介先生)

  • 「ここではないどこかを夢みる近未来への想像力は、定期性をもった雑誌によって育まれる」という視点で振り返る昭和の雑誌が育んだ青春の熱き渇き。青年(rising generation)が若者(younger generation )という言葉に置き換わり、大人への過程ではない大人と切り離されたマーケティングターゲットに成り代り、そして青春という言葉でさえ死語と化した今、雑誌はどんどん衰弱していっています。雑誌の青春時代は社会の青春時代。SMAP「夜空ノムコウ」の「あのころの未来に僕らはたっているのかなぁ…」という歌詞が浮かびます。関係ないけど、疲れ切った中年5人組の生謝罪の翌日一気読み。そう言えば、同じ時間帯のNHKで主婦を読者にして共感のコミュニティーを育てている編集長を取り上げていたなぁ…我々の社会はもう一度、ここではないどこかを夢みることができるのでしょうか?

  • 同業者の知人が著者の一人であることから献本をいただいたので、最初は軽い気持ちでパラパラと読んでいたのだが、これは凄い、凄すぎる。
    ちょうど自分が過ごしてきた時代と一致しているということもあるのだろうが、ここの記述を核に様々なことが関連して思い出され、そして眠っていた知的好奇心が掻き立てられる。(ちょっと大げさか)
    蛍雪時代、百万人の英語、ぴあから始まりCQ誌(ラジオライフにも触れられている)までと非常に幅広いラインアップだ。凄い、凄すぎる・・・・

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著者プロフィール

1960年広島県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程指導認定退学。
東京大学新聞研究所助手、同志社大学文学部助教授、京都大学大学院教育学研究科教授等を経て現職。専門はメディア史、大衆文化論。
主な著書に『「キング」の時代−国民大衆雑誌の公共性』(2002、サントリー学芸賞受賞)『八月十五日の神話−終戦記念日のメディア学』(2005)
『ファシスト的公共性—総力戦体制のメディア学』(2018、毎日出版文化賞受賞)『あいまいさに耐える—ネガティブ・リテラシーのすすめ』(2024)

「2026年 『〈終戦〉を問い直す 日ソ戦争と8・15神話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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