- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000610841
作品紹介・あらすじ
兵士と、彼らが戦場や占領地で出会う女性たちとの関係は、どのようなものなのか-。本書は第二次世界大戦中の独ソ戦(一九四一‐四四年)を題材に、ドイツ兵と旧ソ連地域の女性たちとの性的接触の実相を描き出す。それは、残虐なレイプをはじめとする性暴力から、売買春・「合意の関係」・恋愛・婚姻にいたるまで、多面的なものだった。膨大な史料を駆使して戦時下の性と権力を立体的に示した労作。ドイツ軍の性暴力と日本軍「慰安婦」制度とを詳細に比較した「日本語版への序文」を収録する。
感想・レビュー・書評
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【由来】
・図書館の岩波アラート
【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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【目次】
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■体裁=A5判・上製・360頁
■定価(本体 3,800円 + 税)
■2015年12月15日
■ISBN978-4-00-061084-1 C0022
第二次世界大戦中の独ソ戦における,ドイツ兵と旧ソ連地域の女性たちとの性的接触は,残虐なレイプをはじめとする性暴力から,売買春・「合意の関係」・恋愛・婚姻にいたるまで多面的なものだった.さまざまな資料を駆使して戦場における性と権力を一連の流れのなかで描き出し,日本の「従軍慰安婦」問題への貴重な参照点を提供する.
【簡易目次】
第1章 本書の視角 003
第2章 性暴力 049
第3章 取引としての性 103
第4章 合意の上での関係 145
第5章 占領下ドイツ兵の子どもたち 189
結論 戦時および戦後におけるセクシュアリティとジェンダー秩序 223