真実 私は「捏造記者」ではない

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 18
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000610940

作品紹介・あらすじ

1991年に元慰安婦について書いた1本の記事が、23年後に不当なバッシングを受け、元記者の人生を狂わせた。活字メディア・電話・ネットなどでの抗議・いやがらせ・脅迫は、家族・職場の大学にまで及び、元記者は闘うことを決意した。尊厳と真実を賭けて一新聞記者が起こした、たった1人の闘いは、大きな支援の輪に支えられ、いまや司法、活字メディアへと広がっている。自身の名誉回復だけでなく、日本の民主主義の再生を求めて。卑劣な攻撃に屈せず抗う元記者の闘いの手記。

感想・レビュー・書評

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  • 捏造ではないという主張。でも、、、??

  • 本格的な裁判はこれからだけど、この件で世の中が騒がしかったころからおかしいと思っていた。もちろん、植村氏を「捏造記者」呼ばわりするのは名誉を著しく汚していると思うので、その点も問題なんだけど、何より問題のすり替えというか、焦点をぼかしているというか、そういう感じがプンプンしているから。強制的な「慰安婦」集めに軍が関与していたかどうか――その証拠がないとか挺身隊と混同しているとかいうのはおためごかしで、問題を矮小化させて解決しようという姑息なやり方だと思う。
    慰安婦問題って女性の人権に関する問題であって、「軍が直接関与したか」なんて狭いところでやり合う問題じゃない。正式かどうかはおいといても、たぶん古今東西の男たちのやり方からすると、日本軍は従軍「慰安婦」に関わっていたんだろう。正式であろうとなかろうと、本来そういうこと(男の慰みのために女性を使うこと)があってはいかんのに。
    本書自体の感想と離れてしまったか……。でも、こういう森の中であえて木を見ようとするような惨禍におそわれたのが植村氏の一件なんだと思う。
    植村氏はこの一件に関して、米国の数大学を回って講演したそうだけど、その会場での在米日本人の言葉に激しく同意。「米国人の理解として、第二次大戦に突っ込んでいった日本人と戦後の日本人は全く違う。それなのに戦時中の非難を浴びなければならないことについてどうして名誉回復したがるのか、これが(米国人には)わからないと思う」とのこと。
    何だか、今の日本って白痴化しているかのよう。暴れる白痴人とは論理的な会話ができないもんだから困ってしまう。

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