沖縄は未来をどう生きるか

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000611442

感想・レビュー・書評

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  • 知らないことが多すぎる。

    沖縄慰霊の日に。

    ■琉球新報
    「沖縄戦 75年」
    https://ryukyushimpo.jp/special/battleofokinawa75.html

    2020年 沖縄全戦没者追悼式(録画)
    https://ryukyushimpo.jp/pages/entry-1142826.html

    ■沖縄タイムズ
    「沖縄戦」
    https://bit.ly/37TcIZR

    「戦世生きて くらしの記録」
    https://bit.ly/2ByzpX8

  • 沖縄基地問題など沖縄の歴史から過去の戦争、現代の問題を含めて様々な考察が書かれている。
    対談としては中身の濃い内容になっていた。

    沖縄は本土から差別的に扱われ、数の力によって日本の約75%の米軍基地が沖縄にある。米軍基地があることで、騒音、環境問題、そして米軍兵等による女性暴行事件が後を絶たない。最近では、機動隊隊員による「土人」発言など沖縄を愚弄しているような発言もある。

    沖縄を東アジアー北朝鮮、中国などの防波堤として置くことの重要性を日本とアメリカの政治家は主張している。ただ、アメリカ国内でも一枚岩ではないことを初めて知った。
    沖縄が人材を育て、中央官庁など日本の国政に関わることも必要だと書かれている。第一章ー壁の向こうに仲間を作るは政治、経済の世界ではとても重要なことだと感じた。

    参考文献も多々書かれていて良かったが、お二人とも頭が良いのか、専門用語が多くて分かりづらい点もあった。
    参考文献、専門用語のまとめがあればなお良かった。

  • 沖縄の基地問題について、長い間対峙してきた元県知事の大田氏から発する言葉は重い。
    根深く残る各種課題についてとてもわかりやすく語っている。
    佐藤優氏の受け答えも、深い知識に基づくもので、とても読み応えがあった。

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著者プロフィール

1925年、沖縄県久米島に生まれ。1945年、沖縄師範学校在学中に鉄血勤皇師範隊の一員として沖縄守備軍に動員され沖縄戦に参加、九死に一生を得て生還。戦後、早稲田大学を卒業後、米国シラキュース大学大学院でジャーナリズムを学ぶ。修了後、琉球大学社会学部で教授として研究・指導を続ける。1990年、沖縄県知事に就任、2期8年務め、平和・自立・共生をモットーに県政を行う。「平和の礎」や「新沖縄県立平和祈念資料館」「沖縄県公文書館」などをつくった。2001年、参議院議員(1期6年)。知事退任後、大田平和総合研究所をつくり平和研究を続ける。現在は同研究所をもとに設立した特定非営利活動法人・沖縄国際平和研究所理事長。

「2014年 『辺野古に基地はいらない!オール沖縄・覚悟の選択』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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