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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784000611619
みんなの感想まとめ
人権と国家主権の間で揺れ動く国際社会の現実を深く掘り下げた回顧録は、国際法や国際機関に興味のない読者にも新たな視点を提供します。著者は元国連事務総長であり、彼が掲げた「保護する責任」という概念は、緊急...
感想・レビュー・書評
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▶図書館になし。
●2026年3月15日、ツイッターでフォローしてる【JGB366】さん(@jgb366)がツイートしてた。
「大卒で文系の人は大体みんな読んだことがあるそうなのだが、国際法や国際機関の役割、人権、国際秩序などに直接の関心がない人にも、ぜひ今一度読んでもらいたい」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
元国連事務総長でありノーベル平和賞を受賞した著者の回顧録。
彼は「本当の緊急時には、国家主権よりも人権が優先されるべきである」ということを主張し続けた。
一見美しいこの立場は、実は「ジェノサイドなどの人道危機においては、国連加盟国は受入国の同意がなくても集団で軍事介入すべき」という厳しさと表裏一体でもある。
アナン氏はルワンダで国連軍がなにもできなかったという痛恨の記憶を胸に、多くの官僚的抵抗を乗り越え「保護する責任」という概念を国連に導入していった。
アナン氏は、ただしその条件として国連安保理の決議の必要性を徹底した。常任理事国(とくに米中露)が一致することはほとんどない。国連の機能不全を一番知っていたのはアナン氏自身だったかもしれない。
「東欧の盟主」でありたいロシアが絶対反対を貫いたコソボへの軍事介入。このときの米オルブライト長官とアナン氏との会話が印象的。「・・・オルブライトは『あなたは国連事務総長で、私は米国国務長官、これが現実です。しかし、安保理の採択を仰いだら、ロシアは拒否権を行使するでしょうから、犠牲者は増えるばかりです』と認めた。私は何も言わなかったが、心中同意していた。」(P.112)
それぞれ譲れない立場がある。平和主義者と軍国主義者の争いというような単純な話ではない。
ちなみに、日本についての記述は皆無・・・。
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