介入のとき コフィ・アナン回顧録 上

  • 岩波書店 (2016年11月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784000611619

みんなの感想まとめ

人権と国家主権の間で揺れ動く国際社会の現実を深く掘り下げた回顧録は、国際法や国際機関に興味のない読者にも新たな視点を提供します。著者は元国連事務総長であり、彼が掲げた「保護する責任」という概念は、緊急...

感想・レビュー・書評

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  • ▶図書館になし。
    ●2026年3月15日、ツイッターでフォローしてる【JGB366】さん(@jgb366)がツイートしてた。

    「大卒で文系の人は大体みんな読んだことがあるそうなのだが、国際法や国際機関の役割、人権、国際秩序などに直接の関心がない人にも、ぜひ今一度読んでもらいたい」

  • ふむ

  • 4.43/67
    内容(「BOOK」データベースより)
    『「同時代における最も偉大なグローバルリーダー」(アマルティア・セン)と評価される第七代国連事務総長コフィ・アナンの自伝。国際政治を揺るがす出来事に直面し、いかに事態に介入したのかを臨場感あふれるタッチで描く。ガーナでの子供時代から始まる上巻は、冷戦後に勃発したソマリア、ルワンダ、ボスニア、コソボ、東チモール、ケニアなどの紛争への困難な介入をたどる。』

    原書名:『Interventions: A Life in War and Peace』
    著者:コフィ・アナン (Kofi Annan), ネイダー・ムザヴィザドゥ (Nader Mousavizadeh)
    訳者:白戸 純
    出版社 ‏: ‎岩波書店
    単行本 ‏: ‎256ページ(上巻)
    発売日 ‏: ‎2016/11/26

  • 元国連事務総長でありノーベル平和賞を受賞した著者の回顧録。

    彼は「本当の緊急時には、国家主権よりも人権が優先されるべきである」ということを主張し続けた。
    一見美しいこの立場は、実は「ジェノサイドなどの人道危機においては、国連加盟国は受入国の同意がなくても集団で軍事介入すべき」という厳しさと表裏一体でもある。

    アナン氏はルワンダで国連軍がなにもできなかったという痛恨の記憶を胸に、多くの官僚的抵抗を乗り越え「保護する責任」という概念を国連に導入していった。

    アナン氏は、ただしその条件として国連安保理の決議の必要性を徹底した。常任理事国(とくに米中露)が一致することはほとんどない。国連の機能不全を一番知っていたのはアナン氏自身だったかもしれない。

    「東欧の盟主」でありたいロシアが絶対反対を貫いたコソボへの軍事介入。このときの米オルブライト長官とアナン氏との会話が印象的。「・・・オルブライトは『あなたは国連事務総長で、私は米国国務長官、これが現実です。しかし、安保理の採択を仰いだら、ロシアは拒否権を行使するでしょうから、犠牲者は増えるばかりです』と認めた。私は何も言わなかったが、心中同意していた。」(P.112)

    それぞれ譲れない立場がある。平和主義者と軍国主義者の争いというような単純な話ではない。
    ちなみに、日本についての記述は皆無・・・。

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