性食考

著者 :
  • 岩波書店
3.70
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本棚登録 : 818
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000612074

感想・レビュー・書評

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  • 100ページまで読了。今年の課題図書。

  • 2023-11-11
    学術書とエッセイの中間くらいの感触。生と性と死が分かちがたいものであるという何となく思っていた感覚の傍証がこれでもかと集められている。ストロースの言及など、なるほどと思うものも多い。でもこれといって目新しい所に焦点がないのがエッセイっぽい。

  • 古今東西の性、食、死などに関するエピソードを取り上げ、筆者なりの解説(ただし論拠が希薄)を加える内容。ボリュームがあって読み応えはあります。が、これはほとんどエッセイに近い。民俗学のジャンルになると思いますが、構造化された独自の分析はあまりなく、異類婚姻譚の類を詰め合わせた「昔話集」と捉えるのが正解かもしれません。

  • かねてからに気になっていたタイトルと装丁の本書を図書館で見つけたので借りてみた。民俗的な著書を引用しながら、性と食の関係について掘り下げる著者の思考を追体験するような文体。テーマは面白いものの、引用→解釈が連続しているわりにそれが積み上がったり論理的につながる流れは読み取れず、途中で飽きてしまいました。

  • 本の名称に惹かれて読んでみたが、これは学術書。決して読みやすいとは言えず、面白いとも思えない。

  • 鼻につく!
    論理がないから読みにくい
    「三軒細胞」になってから「死」が出来た、とかそういうのは面白かった?かな?

  • 民俗学でがっかり

  • おもしろい読みものだった。6章は苦手。鳥食い婆の話が印象に残っている。

  • 途中まで読んで、気持ち悪くて閉じてしまいました…
    男女の差異について、性別の違いにまつわる事柄について敏感な女性は特におすすめできません。
    内容は論理的かつ学術的に裏付けされたものではなく、著者の思う事を述べているものでした。うーん…期待してた分、ちょっとこれは…

  • NDC(10版) 380.1 : 風俗習慣.民俗学.民族学

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著者プロフィール

1953年、東京生まれ。学習院大学教授。専攻は民俗学・日本文化論。
『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)受賞。
『異人論序説』『排除の現象学』(ちくま学芸文庫)、『境界の発生』『東北学/忘れられた東北』(講談社学術文庫)、『岡本太郎の見た日本』『象徴天皇という物語』(岩波現代文庫)、『武蔵野をよむ』(岩波新書)、『性食考』『ナウシカ考』(岩波書店)、『民俗知は可能か』(春秋社)など著書多数。

「2023年 『災間に生かされて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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