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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784000612128
みんなの感想まとめ
文楽の魅力が多面的に描かれた作品で、太夫や三味線、人形といった三業の背景や人間味が伝わってきます。著者は自身の思い出を交えながら、文楽のスターたちや支える裏方の姿を丁寧に描写し、読者にその魅力を感じさ...
感想・レビュー・書評
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読了 2023625
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文楽公演のプログラムに掲載されていたものをまとめた本で、いくつかは薄っすら記憶に残っている。国立小劇場の文楽公演では何度か山川静夫氏をお見かけしたが、こちらも文楽にはご無沙汰なので、いまも通っておられるのかはよく知らない。
文五郎は祖父から話は聞いていただけ、古靭太夫は引退公演の看板は文楽座(のちの朝日座)で見たが、結局生で声を聞くことはなかった。子供ながらに古靭の流れをくむ綱太夫は面白みがなくて、全身全霊・全力で語る若太夫が好みだったので、久しぶりに写真の姿が掲載されて見ることができたので嬉しかった。その後は豪放な津太夫・寛治がお気に入りだったなぁ。若太夫の弟子筋にあたる嶋太夫もお気に入りだったけど、人間国宝になった途端に引退、すぐに亡くなってしまった。
文楽の古き(かろうじて)良き時代の話を読んでいると、また舞台を見に行きたくなる。 -
太夫、三味線、人形の、三業からなる文楽。文楽のスターから、支える裏方まで、人間味とプロの腕、声をつくるそのバックグラウンドが描かれている。一つ一つ、思い出と共にかたられる文楽の面白さ、普段馴染みない文化といわず、ちょっとみてみようかななんて思わせる。何事も基本に忠実にやること。人間、最後の勝負は人間性でんなあ、竹本住太夫の言葉が沁みる。
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