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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784000612340
みんなの感想まとめ
多様な経験と文化への探求が詰まった回想録は、著者の個性的な人生を描き出しています。生粋のユダヤ人がハーバード大学に入学し、日本文化に魅了される過程は、好奇心旺盛な彼のエネルギーを感じさせます。津田塾大...
感想・レビュー・書評
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盛り沢山。生粋のユダヤ人がハーバードに入学して一年目、「自分のオリジナリティはなんなの?」と模索中、ふと留学生の落書きで日本語を目にする。こんな奇っ怪な文字にこんな意味が詰め込まれているなんて。その些細な出来事により、日本文化に怒濤のようにのめり込んでいった回想。教授、翻訳、映像作家。好奇心旺盛、エネルギッシュ。しかし所々に自分の言い分ー優先させ、周りは二の次、という繊細さには欠けてる人であり、賛否別れる人物と言えよう。日本文化を形成している日本人の心の真髄まではふれられなかったよう。気付いてもいないが。
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ジョン・ネイサン(ネイスン)は1940年ニューヨーク生まれ。ハーバード大学を卒業後に来日し、津田塾大学や語学学校で教える。東京芸大の学生、小田まゆみと結婚。国文学を学ぶべく、東大を受験し合格。在学中に、三島由紀夫や大江健三郎の作品を英訳する(後年、大江のノーベル文学賞授賞のもとを作る)。ここまでが20代前半で、本書の3分の1。このあとアメリカに帰国し、さらに波乱万丈で、驚くような展開がある。えっと思うような人々が次々に登場する。
個人的には、津田塾で女子大生に教え始めた頃のエピソードがおもしろい(教師である彼は21歳で、まだ独身!)。東大の受験勉強で、こたつに入って義父から日本語の文章の添削を受ける場面も印象的。それと、三島由紀夫の怒りを買って、絶交状態になるエピソードも。
ただし、タイトルと表紙はミスリードだと思う。アメリカ人ヒッピーの日本見聞録ではないし、時代劇オタクの外国人フィルムメイカーの話でもない。
原著(Living Carelessly in Tokyo and Elsewhere: A Memoir)は、日本人読者向けに書かれたものではない。前沢浩子さんの翻訳がとても読みやすい。 -
とんでもなく素晴らしくて、ハチャメチャな失敗の連続といってもいいような人生の物語。三島由紀夫や大江健三郎、安部公房と友達付き合いをし、黒澤明にも面識があって、ハリウッドの世界で映画を作り、いくつかの大学で教授として日本の現代文学も教えた人。それだけでも、十分期待が持てるはず。でも、それ以上。
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ライシャワーに日本語を学び、1960年代日本文学の作家たちと親しく交流し、三島由紀夫、大江健三郎の作品を翻訳して世界へ知らしめたネイスン。翻訳だけでなく、映画監督であり、エミー賞受賞者。かつては舞台に立ち、水谷八重子(初代)と共演したことも… そんなマルチな著者の回想録です。
ちなみにICUでも教鞭を取ったことがあり、帰国するネイスンにM氏はサインをもらったそうな!!!
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