詩のきらめき

  • 岩波書店 (2018年5月19日発売)
4.50
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 62
感想 : 4
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784000612661

みんなの感想まとめ

多様な詩を通じて、詩の奥深さと楽しさを再発見できる一冊です。カラフルでありながらも、甘さを抑えた落ち着きのある内容が印象的で、著者の柔軟な視点が詩の魅力を引き立てています。池澤夏樹は、さまざまな時代や...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「カラフル」な本だという印象を抱く。それでいてあまり「甘くない」というかポップすぎず「節度がある」というか「落ち着いている」のはさすがと言うべきか。どんな国のどんな時代に書かれた詩に関しても池澤夏樹は柔軟に対応する。決して「博覧強記」「碩学」ぶりをこれ見よがしに誇示したりすることはないが、しかし手堅く渋い仕事をしている。「いぶし銀」の本という印象さえ感じる。裏返せばそうした淡白さゆえに強烈な印象を残さず、記憶からすみやかに抜ける本でもあるかもしれない。だが、この実にまろやかな旨味は何度も堪能したいと思った

  • 1 2015(詩人の中のいちばんの悪党
    『紅楼夢』の艶冶と頽廃
    「風立ちぬ」という訳を巡って ほか)
    2 2016(石垣りんの消滅まで
    木の影と降る雪―イヴ・ボヌフォワの詩など
    川上澄生の詩と人生 ほか)
    3 2017(ブローティガンと俳句の関係
    「千字文」と世界の秩序
    影と旋風の地 ほか)

  • 池澤夏樹さんが、さまざまな詩を紹介されている本です。よくわからない詩もありましたが、山之口貘さんの「博学と無学」という詩は、なんだか落語みたいで爆笑しました。(^^;

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

(いけざわ・なつき)
作家。1945年、北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。30代の3年をギリシャで、40~50代の10年を沖縄で、60代の5年をフランスで過ごす。ギリシャ時代より、詩と翻訳を起点に執筆活動に入る。1984年、『夏の朝の成層圏』で長篇小説デビュー。1987年発表の『スティル・ライフ』で第98回芥川賞を受賞。その後の作品に『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)、『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)、『楽しい終末』(伊藤整文学賞)、『静かな大地』(親鸞賞)、『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)など。その他、自伝『一九四五年に生まれて――池澤夏樹 語る自伝』(聞き手・文 尾崎真理子)、編著に『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』(全30巻)、『池澤夏樹=個人編集日本文学全集』(全30巻)などがある。

「2026年 『遙かな都』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池澤夏樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×