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Amazon.co.jp ・本 (316ページ) / ISBN・EAN: 9784000613071
作品紹介・あらすじ
文化大革命の勝利者は誰だったのか。劉少奇ら実権派は文革派の犠牲となっただけだったのか。文革発動から五十年、その歴史を冷静に振り返るとき真の文革像が見えてくる。文革の勝利者は実権派であり、敗北者は毛沢東を頭とする造反派であった。流血は文革終了後も続き、犠牲者数は公表された数百倍にものぼる。文革を通じて現代中国の真実に迫る。
みんなの感想まとめ
文化大革命の真実に迫るこの作品は、文革の勝利者と敗北者の意外な関係を描き出しています。著者は、文革の背後にある全体主義制度の影響を分析し、毛沢東が理想としたユートピア社会の実現を目指す中で、実権派が最...
感想・レビュー・書評
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中国共産党のいついつの会議であれこれの宣言がなされたなどの細かな歴史的な事実をあれこれと記述しているが、その事実のぐち背景やその事実の意味合いなどのがまったく説明されていないため、いくら読んでも文化大革命の内容がまったく伝わってこない。
このまま全部読んでも何もわからないと思い、読書の継続を断念した。 -
【文化大革命五十年】
もう半世紀以上経過してしまったようですが、中国に革命の時代があったみたい。革命と聞けばゴー☆ジャスしか思い浮かばない人間には、遠い遠いお話。
毛沢東が、官僚たち実権派を整理して権勢を取り戻すため、民衆たち造反派を焚きつけて革命を開始させる。すったもんだの末に毛が亡くなり、結局実権派が勝利。造反派は凄惨な処分&処分。
登場人物多すぎて、最初は話の流れが全く入ってこなかったものの、巻末の主要人物一覧も頼りに読んでると次第に話の流れがつかめてくるように。文革後の中国まで突っ切った。結局全体主義の流れは変わらず、党が大国を支配する構図は変わらないまま現在まで。
なぜか。権力者が権力を持ち続けるため、毛沢東を利用し、同時に縛られてるから?
結論としては、毛沢東はヤバい。ただ、何が彼をカリスマにしたのか、そのうち建国あたりの書籍にも当たってみたい。
#読書 #中国 #文化大革命 #毛沢東 #岩波書店 -
「文革の勝利者は実権派、敗北者は造反派」との紹介文に興味を覚えつつ読み始めた。著者は「炎黃春秋」元副社長・編集長でもある。
著者の文革観はこうだ。直接の発動要因は毛沢東が理想とするユートピア的な社会建設のため、としつつも、根本的な要因は建国後の全体主義制度に置いている。そして、造反派が活躍したのは文革発動後の2年ほどのみで、残りは軍を含む官僚集団との闘争。両者のバランスを取った毛沢東の死去後は官僚集団が造反派を完全排除して完全勝利した、としている。
文革に関する本だが、文革終了後の記述も多い。この時期に造反派を対象とした摘発・批判・審査運動も激しい(胡耀邦はその行き過ぎを阻止しようとしたようだ)。そして官僚集団の勝利が現在の「権力市場経済制度」とその中での階層の固定化に繋がっている、としている。
なお、著者が意識して使い分けているのか、官僚集団を指す語として、「実権派」は毛沢東が提起したネガティブな概念、「実務派」は「理論問題」を気にしない官僚派、という文脈で使っているようである。 -
東2法経図・6F開架:222.07A/Y57b//K
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文化大革命に関する本は多数読んできているが、いろいろわかりにくい、理解し難い点が多かった。毛沢東による劉少奇を代表する実験派に対する権力奪取のための手法である、そのため若い紅衛兵たちを使い、共産主義の理想に酔わせ、毛沢東の個人崇拝を極限まで進めだもの、と言う一般的な理解であった。
中国の長い歴史の中で、共産主義が交わる中で、毛沢東と言う天才が引き起こした大混乱、誰が正義で、誰が勝者で、誰が敗者になったのか?毛沢東の死後なぜ社会主義市場経済と言われる現在の体制が確立してきたのか?なぜ日本のGDPをはるかにしのぐ高度経済成長が可能になったのか?いろいろな現在の中国の問題を考えながら時々文化大革命の事、第二次天安門事件民主化運動の動き、劉暁波の08憲章、格差の拡大と習近平独裁体制の行方、周恩来に対する民衆の思慕、毛沢東記念館に現在も続く大行列の行方、様々な疑問を感じながら何回も何回も中国旅行をしている自分のこと、
本書はこれらの疑問に対して、1つのヒントを与えてくれたような気がする。中国関連書籍の中では久しぶりの五つ星である。
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