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Amazon.co.jp ・本 (438ページ) / ISBN・EAN: 9784000613156
作品紹介・あらすじ
マックス・ウェーバーは、社会科学全体の創始者の一人である。その因果分析の方法論が、百年後の社会科学における最先端の展開や論争、統計的因果推論等の手法にそのままつながっているとしたら? それが文科系/理科系の分類を超え出ているとしたら? 従来のウェーバー像とは大きく異なるその学問の姿を明らかにする。
みんなの感想まとめ
因果分析の方法論を通じて、社会科学の新たな視点を提供する本書は、マックス・ウェーバーの理論を現代に照らし合わせて再解釈しています。特にウェーバーと統計学者ヨハネス・フォン・クリースとの関係に焦点を当て...
感想・レビュー・書評
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ガチの研究者で岩波から出しているということは半分教養書で易しめに書いてくれているのだろう。
仕事の必要で読んだが、難しいことは難しいけれど気持ちがいいというか、脳への刺激が心地いい。
改めて気づいたけれど歴史上の出来事は基本1回のみでそれなのに原因と結果を議論している。それを定式化しようとした研究者たちの試みの解説。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第3回のDigRoomで対象書籍として拝読いたしました。(DigRoomとは心理学に関する小規模の研究会です)
正直,私が読むにはまだ早すぎました。まだまだ読書が足りないなと思わされました。というのも,ウェーバーの学説,科学論,経験的な分析など多岐にわたるトピックを広大な視点で論じているため,それぞれについてある程度の見識がないとなかなか本書を味わい尽くせないと感じたからです。少なくとも科学論,経験的な分析は心理学にも関連することであるため,もっと知識を付ける必要があるなと強く感じました。
それでも何とか論旨を追ってみると,あとがき含めて407pある大著の軸=適合的因果論については決まっており,それをもとに思索・分析が展開されているため,本書の概要はつかめていると思います。
適合的因果論をもとにして,
・ウェーバーは法則科学/文化科学とは異なる位置づけを社会科学に与えた
・社会における因果を経験的に同定する方法を考えた
・単一事例でも数量でも同様の枠組みで因果を経験的に同定できると考えた
などがあるかなと思いました。
『社会科学と因果分析』読書会(http://socio-logic.jp/readinggroup/2019_SatoToshiki.php)でも本書の読書会が開催されており(読書会の記録もある!),参加者による論考もすでに刊行されています。
ある人が考えた論考(本書)から学び(読書会),それを批判的に継承していく(参加者による論考),という知の発展の傍流に参加できて感謝しています。本流に参加するためにも,本書を批判的に読めるようもっと学ばないといけないなと思いました。頑張ります。
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ウェーバーの方法論に大きな影響を与えたのはクリースという統計学者であることが、丁寧に説明されていた。日本の社会学ではあまり触れられてこなかったらしい。文献や論文の細かいところまで注意が向いていてすごいと思った。
因果関係の同定の説明は、統計学の知識がないため、理解しにくかった。それにしても、因果関係の同定には細やかな配慮が必要で、自らが採用する同定の方法の限界を認識しておく必要があるようで、この点を今後意識する必要があると思った。
また、社会学の学説も知っておいた方が理解しやすいと思った。
あと、第18回の事例研究への意義のところ、再読して、ちゃんと理解したい。 -
ヴェーバーの理解社会学の方法が、生理学者・統計学者のヨハネス・フォン・クリースによる適合的因果の発想にもとづいていたことを明らかにするとともに、現代の経験主義的な社会学の立場からその意義についての考察をおこなっている本です。
従来の日本のヴェーバー研究では、1904年のいわゆる「客観性」論文に注目して、ヴェーバーが自然科学と文化科学の方法を区別した哲学者のリッカートの影響を受けていたことが指摘されるとともに、個別的な事例の動向を理解するためのカズイスティークについて論じた点にヴェーバーの独自性があるという解釈が流布していました。しかし著者は、こうしたヴェーバー解釈は日本に特殊なものであり、とくに英語圏ではヴェーバーの統計的な因果推論が社会学の形成に大きな影響をあたえたことに注目がなされているといいます。
本書は、1921年に書かれたヴェーバーの論文である「社会学の基礎概念」を手がかりにして、彼が同時代に進行中の統計学の革命的な成果を、みずからの社会学のうちにどのようにとり込んでいったのかということを明らかにしています。また、上述の海外と日本のヴェーバー像のちがいがなぜ生じたのかという問題にかんしても、学説史的な観点から考察をおこなっています。
さらに著者は、ヴェーバーから現代へつらなる経験主義的な社会学の立場から、ルーマンの社会学の意義についても独自の解釈を展開しています。自己産出的な社会システムについてのルーマンの議論は、因果関係を越えたより包括的な機能にもとづく社会の理解を可能にする考えかただとみなされていますが、著者はむしろ因果を推定するための理論モデルとみなすことで、経験主義的な立場にとっての有効性を示すことが可能だと論じています。
統計学に明るくない読者にもある程度の見通しが得られるように、直観的に理解しやすい説明がなされていて、おもしろく読むことができました。 -
[出典]
「社会学の新地平:ウェーバーからルーマンへ」 佐藤俊樹 -
系・院推薦図書 総合教育院
【配架場所】 図・3F開架
【請求記号】 301.6||SA
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/volume/448413 -
えらく難しい本であったが、ウェーバーが偉大だということと文系理系の区別は無意味だということがよく分かった。
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カテゴリー論文などを読むと、統計学を前提にした概念がむき出しのまま登場してビックリする。そうすると、ウェーバーの中で計量的な研究はどういう位置づけになってるんだろうと疑問も当然の如く湧いてくる。本書はそんな素朴な疑問に答えた本。
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東2法経図・6F開架:301.6A/Sa85s//K
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筆者によるマックス・ウェーバー論、社会科学論。時折、目から鱗なのだが、その間が辛い。。。
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求めていた情報ではなかった。
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