シャティーラの記憶 パレスチナ難民キャンプの70年

  • 岩波書店 (2019年4月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (326ページ) / ISBN・EAN: 9784000613385

作品紹介・あらすじ

一九四八年のイスラエル「建国」に伴い七〇万人のパレスチナ人が故郷を追われてから七〇年。〇・一㎢に満たない敷地内で三〇〇〇人が殺された一九八二年の「サブラ・シャティーラの虐殺」で知られるレバノンのシャティーラキャンプに長年通い続ける著者が多くの証言を通して紡ぎ出す、難民たちの苦難の歴史。

みんなの感想まとめ

難民キャンプでの70年にわたる人々の苦難の歴史が、80名のインタビューを通じて生々しく描かれています。著者は、時系列に沿った証言を整理し、第一次中東戦争やオスロ合意などの重要な歴史的事件を解説しながら...

感想・レビュー・書評

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  •  特に強い関心があったわけではありません。なにげなく手に取って、路地で遊んでいる子供たちの写真にひかれて読み始めました。
     1947年、国連で行われたのパレスチナ分割決議から70年の歳月、シャティーラ難民キャンプで何があったのか。そこで生きてきた人たちが、今、どんな思いで暮らしているのか。
     その時、その時の「今」、「遠い」ニュースとして追いやってきた来た自分の生活を振り返りました。
     今、偶然手に取ったこの本から、生きて、そこで暮らしている人たちの声を聴きながら、この本と出合って、よかったと思いました。
     ブログに感想を書きました。できれば覗いてみてください。
      https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202011250000/

  • シャティーラという70年の歴史を持つ難民キャンプに暮らす人々80名のインタビューで構成されたパレスティナ難民の歴史の証言集。時系列に沿ったイベントで証言をまとめているため、第一次中東戦争や、オスロ合意が何だったのか。なぜいつまでも問題が解決しないのかということもよく理解できたような気がします。第一次中東戦争以前のパレスティナでは、ユダヤ教徒、キリスト教徒とイスラム教徒が平和的に共存していたという証言があり、それがその後の虐殺や差別の証言の悲惨さをより引き立てていると思います。一度読んだら忘れられない本です。

  • パレスチナ難民の70年 丹念に (評/岡真理:京大大学院教授)
    <書評>シャティーラの記憶:北海道新聞 どうしん電子版
    https://www.hokkaido-np.co.jp/article/320758?rct=s_books

    岩波書店のPR
    1948年のイスラエル「建国」に伴い70万人のパレスチナ人が故郷を追われてから70年.0.1km²に満たない敷地内で3000人が殺された1982年の「サブラ・シャティーラの虐殺」で知られるレバノンのシャティーラキャンプに長年通い続ける著者が多くの証言を通して紡ぎ出す,難民たちの苦難の歴史.
    https://www.iwanami.co.jp/book/b450156.html

  • 東2法経図・6F開架:227.9A/Ka94s//K

  • 人間が、見えてくる。
    勝手に尊敬する、川上さんの最新作。

    ここに記録された、私と同じ人間の物語を、一人分だけでもいい、とにかく読んで欲しい。

    時折顔を覗かせる、著者のやるせない怒りが、苦しみが、読後もふつふつと胸に広がる。

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著者プロフィール

かわかみ やすのり ジャーナリスト、元朝日新聞中東アフリカ総局長。
著書に『イラク零年 朝日新聞特派員の報告』(川上泰徳 著、朝日新聞社、2005年)、『現地発エジプト革命 中東民主化のゆくえ  岩波ブックレット』(川上泰徳 著、岩波書店、2011年)、『イスラムを生きる人びと 伝統と「革命」のあいだで』(川上泰徳 著、岩波書店、2012年)、『中東の現場を歩く 激動20年の取材のディテール』(川上泰徳 著、合同出版、 2015年)、「紛争地を抱える中東の事実を見る「目」の役割 川上泰徳所収『ジャーナリストはなぜ「戦場」へ行くのか  取材現場からの自己検証  集英社新書』(共著:危険地報道を考えるジャーナリストの会 編、集英社、2015年)、『「イスラム国」はテロの元凶ではない グローバル・ジハードという幻想  集英社新書』(川上泰徳 著、集英社、2016年)、「「アラブの春」は中東危機を解決したのか? 川上泰徳」所収『21世紀、大転換期の国際社会 いま何が起こっているのか?』(共著:羽場久美子 編、法律文化社、2019年)、『シャティーラの記憶  パレスチナ難民キャンプの70年』(川上泰徳 著、岩波書店、2019年)、『自己検証・危険地報道  集英社新書』(共著:安田純平、危険地報道を考えるジャーナリストの会 著、集英社、2019年)、「中東でなぜ難民が出続けるのか?」所収『移民・難民・マイノリティ 欧州ポピュリズムの根源』(共著:羽場久美子 編、彩流社、2021年)、『ハマスの実像  集英社新書』(集英社、2024年)などがある。

「2022年 『戦争・革命・テロの連鎖 中東危機を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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