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Amazon.co.jp ・本 (364ページ) / ISBN・EAN: 9784000613668
作品紹介・あらすじ
ミヒャエル・エンデが、父エトガー・エンデに捧げた代表作を、生誕90年の記念版として新訳で刊行する。夢の中の出来事のような謎めいた幻想譚30篇と、画家であった父エトガーの不思議な魅力に満ちた絵画とが、互いに響き合うようにして構成されている本書は、父と子の共同作業によって築かれた物語の「迷宮」である。
みんなの感想まとめ
幻想的な短編が30篇収められた本書は、夢のような不思議な世界観を提供し、読者を引き込む魅力に満ちています。エンデの作品には、憧れや希望、絶望といった深いテーマが織り込まれ、時には暗い印象を与えることも...
感想・レビュー・書評
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・30の短編を集めたもの。
・それぞれの編が、不思議な雰囲気で書かれていて、面白い。
・「すべての悪は、憧れを忘れることから始まる。」
・「それはいつも、ひとつの、失われた希望から始まる。」
・この短編集のどこを取って、子供向けの演劇に仕立てるのか、興味津々。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
箱入りの装幀が素敵。
だがあとがきと8章までで断念。
大人の寓話という感じで1章ごとに味わいがあるが、キリストの殉教だったり、絶望や退屈などテーマが暗く、私は読んでいて気持ち悪くなってきた。 -
生誕90周年記念版、ということでまず装丁が素敵。函入りには何かしらくすぐられるものがあると思う。本体の手触りも好み。綺麗なままでいてほしいけど、きっと時を経てくたびれても味わいが出るはず。
いつか読もうと思っていて結局これが初読。出版社の紹介からあらすじらしきものも読み取れず、どんなのだろうといざ読み出したら、だいぶ予想外の感触を得て首をひねった。あらすじがないのは納得にしても、これは……? でもその困惑含め不思議に楽しくて、興味が尽きない。
たぶん、帯にある『「物語」の迷宮』、これがつまりそういうことなんだと思う。今まさにこの「物語」を読んでいる自分自身、が強く意識される瞬間がきっとある。私の場合は、第4話「大聖堂のような駅舎は、空虚な薄明の空間に漂う」がそうだった。何度か出てくる、どこにも行けない、どこにもたどり着かない、という言葉が、何気なく読んだあとにうすら寒い気配をまとってそこにいたような……。たぶんこれ、「物語」のことなんだと思う。読者に観測されない状態の物語、あるいは読者が観測したどっていく、そのあらゆる瞬間の場面。途中で振り返っても、あらゆる場面は常に不動でそこにあり続ける、という……。「物語」が急に未知の何かとしてそこに現れたような、ちょっと肝の縮む思いをした。そういえば、瞬間は永遠です、ってモンデンキントも言ってた。
総じて想像力を刺激せずにはおかない物語群。時間をおいてまた読んだら、また別の顔を見せてくれる気がする。面白かった。旧訳も読もう。
ところでこの新訳、時おり読みにくさを覚えた。なんだろう、錯綜する夢を硬く真面目に説明するかのようなそぐわなさというのか。旧訳はこのあたりをどうしているのかな。 -
ミヒャエル・エデン生誕九十年記念版 鏡のなかの鏡
迷宮
著作者:ミヒャエル・エデン
岩波書店
父で子の共同作業によって築かれた物語「迷宮」です。
タイムライン
https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
ミヒャエル・エンデの作品
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