東大連続講義 歴史学の思考法

  • 岩波書店 (2020年4月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784000614061

作品紹介・あらすじ

東大生が入学して最初に身につける、社会を生きるための歴史学的思考法。「大学で学ぶ最初で最後の歴史学」を念頭に、じっさいに東大駒場で1・2年生向けに行われている全12回オムニバス講義。他大学の1・2年生はもちろん、歴史好きの高校生やビジネスパーソンも必読の、教養としての歴史学。

みんなの感想まとめ

歴史学の基本的な考え方を多角的に学ぶことができる入門書であり、東大で行われた全12回のオムニバス講義を基にしています。歴史がどのように成り立ち、どのように人間がその叙述を行ってきたかを探ることで、読者...

感想・レビュー・書評

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  • 東大教養学部の歴史の教科書 概括的であり細切れ
    〇歴史に法則性はあるのか 桜井英治
    成長モデル と周期モデル
    「地中海」フェルナン「時間の比較社会学」真木悠介「近代世界システム」ウォラースタイン
    〇過去の痕跡をどうとらえるのか 渡辺美季
    〇人びとの「まとまり」をとらえなおす 杉山清彦
    「皇帝と官僚・紳士」「新しい世界史へ 地球市民のための構想」羽田正「中世倭人伝」村井章介
    〇グローバリゼーションの歴史的展開  黛 秋 津
    「想像の共同体」「オリエンタリズム」
    〇世界像を再考する―イスラームの歴史叙述と伝統的世界像 大塚 修
    「普遍史の変貌」大塚修
    〇内なる他者の理解に向けて―儀礼と表象、感性の歴史学 長谷川まゆ帆
    「モンタイユ ピレネーの村」ラデュリ「森と湖の妖精メリジェーヌ」長谷川

  • 歴史学とは何かをさまざまな視点から示す入門書,東大駒場で1・2年生向けに行われている全12回オムニバス講義のまとめ。

  • 歴史学の成り立ちから、人間が歴史を叙述するという営みの中でどのようなことがテーマとなってきたのか、そして人文学全体に通底する哲学的認識論に至るまでがわかりやすくまとめられている良書。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00281529

  • 東大教養学部の歴史学の授業をまとめたもの。「大学で学ぶ、最初で最後のオムニバス講義」とのこと。
    「歴史とは、他社理解の営みである(p.219」「歴史学は、個々人の他者理解と物事を多角的にとらえる能力を養い、様々な人びととのつながりを意識させる(p.220)」が個人的にとてもしっくりきました。

  • ざっくりと理解していたつもりでいた歴史学を、改めて整理して提示してくれた一冊。
    講義形式なので読みやすい。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/758729

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    自分は本格的に歴史学というものを学んだことはなく、なんとなくしか知らなかった事がこの本を読むことで改めて理解することができたようにも思う。
    講義用に作成されただけあって、一つ一つは短く、スラスラと読みすすめることができた。
    また、更に学ぶためのおすすめ参考文献の記述があるのもありがたい。

  • 歴史学とはとてもおもしろいものだというのを教えてくれた。注意して欲しいのは「歴史」がおもしろいのではなく「歴史学」がおもしろいという点。高校までの授業は所詮、年号の暗記にすぎないが歴史学は他の学問とも連携し協調しながら進歩していったのだ。いろいろな観点で語り口も人(この本は共作である)により違うがそれぞれに学ぶことが多い。

  • 歴史学のテキストであって、歴史のテキストではない
    歴史学的なものの見方・考え方をわかりやすく解説する

  • 歴史学に関する12回の授業をまとめた1冊。正に歴史学の基本の基がまとまっており、分厚い本ながら12章に分かれているので1章1章読みやすい。歴史学を志向する人はもちろん、歴史学を直接学ばない人でも、この思考法は役に立つなというものが必ずいくつか見つかるはずだ。

  • 学生時代が遠のけば遠のくほど授業で学んだことなのか、小説や映画、ドラマなど楽しみを通して知ったことなのかがあやふやになって来ている歴史。遠い昔のことであればあるほど「新発見」があって、学生時代に学んだ真実が今では違う捉え方に変わっていることもあるでしょう。
    歴史をどんなふうに捉えるとよいのか、どんな見方があるのかを理路整然と教授してくれる本でした。前書きにもある通り、何度でも必要に応じて、必要と思われる項目の再読のために手元に置いておくとよい本だと思いました。

    備忘録として目次を記します。
    第I部 過去から/過去を思考する
    第1章 歴史に法則性はあるのか - 歴史と変化の理論
    第2章 過去の痕跡をどうとらえるのか - 歴史学と史料
    第3章 時間をどう把握するのか - 暦と歴史叙述

    第II部 地域から思考する
    第4章 人々の「まとまり」をとらえなおす - 歴史の中の国歌と地域
    第5章 現代社会の成り立ちを考える - グローバリゼーションの歴史的展開
    第6章 植民地主義と向き合う - 過ぎ去らない帝国の遺産

    第III部 社会・文化から思考する
    第7章 世界像を再考する - イスラームの歴史叙述と伝統的世界像 
    第8章 内なる他者の理解に向けて - 儀礼と表彰、完成の歴史学
    第9章 当たり前を問う、普通の人びとを描く - 日常史と民俗学

    第IV部 現在から/現在を思考する
    第10章 「近代」の知を問いなおす - 歴史学・歴史叙述をめぐる問い
    第11章 アナクロニズムはどこまで否定できるのか - 歴史を考えるコトバ
    第12章 「私たちの歴史」を超えて - ともに生きる社会のために

  • 東2法経図・6F開架:201A/To46r//K

  • ふむ
    推薦図書

  • すごく良かった。勉強になった。

  • 歴史学的思考と聞くとやはり小難しいイメージがありますが、読んでみると表現が易しく(かつ優しく)理解しやすいです。全12章で、どの章も興味深く読みました。歴史研究者だけでなくすべての人々にとって、歴史というものを学び、考える基礎となる有益な書物だと思います。

  • 東大の教養学部1、2年生を対象とした歴史学のテキスト。
    知識としての歴史ではなく、学問としての歴史学をテーマに書かれたもの。
    確かに歴史物は読んでも、歴史学って何するの、と改めて問われたら案外と難しい。
    その点、12人の先生方の解説で知見が広がった気はする。しかし先生方の解説は後半はご自身の専門分野に即して書かれたもの。馴染みのない固有名詞や時代の解説にはどうもついて行けなかった。

  • 長期的な視野で物事を見る姿勢を持つこと。これにより、一時的な衝動に駆られて行動したり、短期的な利益に惑わされたりすることを免れる。また目の前にあるあり様を唯一無二のものとは考えず、相対化してみることにより、多角的に物事を見る姿勢を養うことが大事。短いが読み応えのある一冊だった。

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