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Amazon.co.jp ・本 (476ページ) / ISBN・EAN: 9784000614115
作品紹介・あらすじ
世界で最も有名な内部告発者として尊敬を集めるエルズバーグは、先制核攻撃を含む米国核戦争計画の重要な草案者の一人でもあった。一触即発で第三次大戦になりかねなかった事件など知られざる歴史的事実も含め、内に秘めてきた米国核政策の内実を明らかにした渾身の書き下ろし。核の危機に対するリマインダーとして必読の書。
みんなの感想まとめ
核戦争の危険性を深く掘り下げた本書は、著者自身が関わったアメリカの核戦争計画の実態を明らかにし、読者に強烈な警鐘を鳴らします。歴代大統領が第一撃を考慮していたことや、核発射の権限が広く分散されている現...
感想・レビュー・書評
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TUPの仲間の翻訳。難解な原文だったと聞いているが、さすが良い訳だと思う。問題はせっかく良い訳で読みやすいのに、読んだはしから忘れてしまうこちらの脳力…
内容は、自らが関わったアメリカの核戦争計画について、いかに危険なものであるかの根拠を網羅している。歴代大統領が、迎撃でなく第一撃に核を使うつもりもあったこと、核のボタンを押す権限はかなり広く移譲されていること、通信の不備などでも核を発射すべきと誤解されるリスクもあること、使用されれば犠牲者は数億人となることなど、もはや米ソや米中の戦いではなく地球規模の問題で、なんらかの原因でボタンが押されてしまえば世界滅亡が待っているという。それにしても、世界滅亡を発生させてしまうようなテクノロジーや戦略を大真面目に検討しているというのは何なのだろう。米国最大のロケット推進エンジンを千台も並べて一瞬地球の自転を止めるなんて荒唐無稽なことも考えている人がいるとは、もはや笑ってしまう。人類が滅亡したほうが地球には良いかもしれないけど、人類だけでなく他の動植物にも確実に影響があるのだから世界滅亡装置はなんとしても解体しなければ。
解体については最後の1章があてられているが、結局キング師の引用「わたしたちは優柔不断から行動へ移らなければならない」が私にとての課題だ。各自が声を挙げれば不可能なことはない。
ちょうど本書を読み終わったころ、中ソの脅威に対抗するためとして、イギリスが核弾頭を1.5倍に増強するというニュースが流れた。嗚呼。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東2法経図・6F開架:392.5A/E48s//K
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怖い。
まずの感想。人類はこれまで、絶滅の淵を実は何度も知らない間に覗き込んできたんだ。
核はやはり、このレベルの人種に解放されるべきではなかった。
ちょっとしたエラーで、今でも世界が滅亡する危ういシステムの上に、偽りの平和が浮かんでいる。
筆者は、ペンタゴンペーパーをオープンにした人物。
米国の核戦略を起草した一人。
米国人が国際法が理解できないという指摘も裏付けさせる。先の大戦の都市空爆から原爆投下に至る記述はおぞましい。
キューバ危機は、はたで見てる以上にやばかったのだ。
ましてや核は、自分の保身のために他国を脅迫する道具として使っていいもののではない。
今この瞬間にも、世界は滅亡するのかもしれない。 -
世界で初めて実戦で核兵器を使用した国の、その後の戦争戦略についてリークした本。2020年6月発刊。本は分厚く、怒涛の筆致の邦訳はものすごく読みにくい。でも読むべきと思う。
私たちの認識では
①核弾頭の発射ボタンは元帥たる国家指導者が押す
②核戦争が行われると「核の冬」が訪れ、地球上のほとんどのものが死滅する
というのが核戦争のイメージだが、考えてみれば75年間、戦争の世界だけが進化してないはずがない。
現状としては
①日本の75年間にアメリカによる核配備は、あった。太平洋上の軍人の士気の維持につながる寄港を誰が止められるのか?
②核弾頭発射のボタンは一パイロットが押せる。たとえその命令が間違いでも。そして、それが自国民を守ることになるという現場の判断を誰が止められる?
③ヒロシマ・ナガサキ原子爆弾は、現在の核兵器の起爆雷管レベルである。ゆえに、核が使用された後の世界に、「あの」ヒロシマ・ナガサキの映像や写真をイメージしてはならない。何も残らないのだから。
④現在も、アメリカの標的は旧ソ連および中国である(共産圏)。1961年まで、アメリカがソ連に核兵器を用いた場合、ワシントンが無傷でいられる確率はかなり高かった。現在は核で攻撃された後、アメリカ全土が無傷でいられない。たとえ、ロシアの大統領府が跡形なく消えても、AIが核弾頭をアメリカに運ぶ「死の手」が存在する。
⑤アインシュタインを責めるのは間違っている。著者はこの事実を受け止めつつ、けれどアメリカは核弾頭を極限まで減らしてそれを「抑止力」としての使用にとどめるべきだという。…なぜ?捨てられないからだ!現在のアメリカ大統領は就任後言った、「なぜ作ったんだ?危険だとわかっていて。捨てられないとわかっていて!」
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