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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784000614719
作品紹介・あらすじ
なぜ資本主義は暴走するのか。マルクス・ガブリエル、ウォーラーステインら世界の知識人が、欲望、市場、ジェンダー、構造的危機、エコロジーなどの論点から危機の原因と克服の可能性を語る。『思想』で好評のインタビュー・シリーズに、ガブリエル、J.B.フォスター(2020年ドイッチャー記念賞受賞)を加え書籍化。聞き手=大河内泰樹、斎藤幸平、G.カーティ。
みんなの感想まとめ
資本主義の本質とその危機に迫る本書は、現代社会における欲望や市場のメカニズムを深く考察しています。著名な知識人たちが語る内容は、資本主義が自己増殖するシステムであり、物質的資源への依存が人間の欲望を形...
感想・レビュー・書評
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ハッとするような言葉に出会う。
資本主義とは、あたかも人間がそれを欲していたかのような錯覚を作り出し、物質的資源に依存し、自己増殖し続けるシステムであるとガブリエルは規定する。最近読んだ別の本で、死期が迫ると貯金の意味がなくなり、今まで我慢していた奢侈品を買っても良いのだが、全く欲しくなくなるという叙述があった。「他者の視点が自らの欲望になる」という点にも共通する命題にも思える。昨日まで欲しくもない商品を知る事で、人はそれを欲しくなる。資本主義は、本質的には余剰であるはずのニーズ探索し続けるという駆動力を孕むイデオロギーである。それが生活や生産性の向上に繋がっていく。
マルクスは、資本主義は錯覚であるというテーゼに対し、貨幣もまた一つの商品であるというテーゼとする。ユルゲン・ハーバマスは、貨幣という行為の「制御メディア」がその本来の領域を超えてコミュニケーション領域に干渉するようになることを「生活世界の植民地化」と批判していた。資本主義は、これらの自己増殖や資本による生活領域の干渉機能により、物質代謝に亀裂を齎す。資本の蓄積の過程が、人間と自然の社会的物質の代謝に亀裂をもたらすというのがマルクスの理論という事だが、齋藤幸平は、これによる土壌疲弊等の分析方法は、現在の気候変動の問題にも充分拡張可能だと解説する。
他にも、ポストトゥルース「客観的な事実が重視されず、感情的な訴えが政治的に影響を与える状況のこと」についてや、資本主義における「再生産労働」が女性によって担われているという事。家庭内労働や、出産という意味において、女性は資本の価値増殖に巻き込まれてきたという話など。考えさせられる内容だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学術的な思考による批判評価が多く、現実の経済へ向けたヒントになるものは数少ない。だが、ガブリエルの「資本主義は欲望を生み出さなければならない」欲しいと思わせる数値を捻出して錯覚を生み出す社会になっているという。さらに今後はネット(サイバー独裁性)により民主主義を破壊する可能性が高いと言う。今後デジタル社会はどの方向に進むのか、物事を深く考えないネット(データ等)に頼る世界は「錯覚社会」になっていくかも知れない。
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インタビュー形式で,量としては物足りないが各学者の入門としてはアリか。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/784249 -
トランプはアメリカ=商品
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マルクスガブリエルさんのお話と思いきや、ほとんどアクセルホネットとナンシーフレイザーの「再配分か承認か」の補足に対して、ジョンベラミーフォスターのマルクス資本論のエコ再発見の流れでした。後半は斉藤幸平さんの本の内容にも近い話があり、エコ社会を目指すためには新しい社会システムが必要なんだなと感じました。週末は街へ買い物に行くのではなく、森や山、川、海、公園へ遊びにいきたいです。
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インタビュー形式なので、読みづらかった。
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東2法経図・6F開架:362A/G11s//K
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錯覚を生み出す、ずっと欲しがっていたかのような印象を与えることが資本主義の本質。
資本主義は、民主主義を破壊するもの。
著者プロフィール
マルクス・ガブリエルの作品
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