- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000614757
作品紹介・あらすじ
グローバル・サウスから労働と資源を奪いつつ、排出物と廃棄物を押しつけることで成り立つ私たちの暮らし=〈帝国型生活様式〉。罪の意識を感じることなく地球環境を破壊するライフスタイルは、どのように広がり維持されてきたのか。グローバルな支配と搾取の構造を描き出し、ドイツで異例のベストセラーとなった話題の書
感想・レビュー・書評
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https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/551054詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
はるえがおすすめしてた
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2章から読み始めましょう。それでも問題なく読めますし、そうしないとむしろ投げ出しかねません。そういう構成の本です。内容は昨今話題の「人新世の資本論」でお馴染みの斎藤幸平氏が監訳に関わっている、と書けば、なんとなく「ジャンル」のイメージは掴んでいただけるかと思います。
要点としては…
近代社会の発達を支えてきた一種のシステムである「帝国型生活様式」とは、絶え間ない外部化を推進することを内包しており、その外部化の先にグローバルサウスがあった。しかし、環境や資源問題に見られる諸問題は、すでにグローバルサウスに外部化することだけでは緩衝不可になってきており、新たな「大転換」が必要である。
…これです。はっきり言って目新しい議論はありません。原著は2017年に出されているので、その時点であれば注目されたでしょう。邦訳が出るのが遅過ぎました。
著者のスタイルなのかもしれませんが、とにかく言い回しが冗長で読みにくいです。ただ、本書は分担で複数の訳者が関わっており、明らかに章ごとに読みやすさが異なります。おそらくは訳出のせいかと…。というより、何を言いたいのか論旨が明瞭でなくなってしまっているところが多過ぎます。ある意味で「本の顔」である序文や第一章などは酷すぎます。
なお、日本語版への序文では、コロナを踏まえての内容となっていて大いに関心を惹かれる箇所なのですが、これが大変読みにくく、文意がぼやけてしまっています。極めて惜しい書だと感じます。 -
女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000053154
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「ドイツ人の二人の社会科学者が現代世界の構造を分析した本書は、専門書ではないにせよ、読みやすい本とも言えない。
〜〜〜
他社による過酷な労働とその産物を利用。消費し、他所の資源を収奪し、排出物を別の場所に押し付け、その結果として地球の環境を破壊しつつある私たちの生活の仕方を『帝国型生活様式』と名づけ、分析し、批判するとともに、この生活様式を克服するための方策を探っている。」-監訳者あとがきより
とにかく読みにくい。
集中して読む必要がある。
が、読んだら意識が変わる。
変わる人は変わるが変わらない人もいるだろう。
変わる人や課題感を持っている人と一緒に仕事がしたい。
中村健吾の作品






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