アレクシエーヴィチとの対話: 「小さき人々」の声を求めて

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本棚登録 : 121
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000614788

作品紹介・あらすじ

私は耳の作家、魂の歴史家です──。ジャーナリストとして初めてノーベル文学賞を受賞した作家の創作の道のりと極意を、NHK同行取材記録のほか、充実した講演・対談・評論によって明らかにする。「ドキュメンタリー文学」の手法とは何か。『戦争は女の顔をしていない』や『チェルノブイリの祈り』はいかに書かれたか。

感想・レビュー・書評

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  • 被災地へ 届け ロシアの声 (17)スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (沼野恭子研究室)
    http://www.tufs.ac.jp/blog/ts/p/nukyoko/2011/04/_17.html

    アレクシエーヴィチとの対話 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b583375.html

  • 「私にとっては、数字や規模などで表される事件事故よりも、人の心がたどる道筋の方がはるかに重要なのです。」
    偉大な出来事や英雄的行為だけが語られる「大きな歴史」ではなく、「小さき人々」の声を聞き続けた「耳の作家」アレクシエーヴィチの言葉に耳を傾ける時だ
    #NoWar
    #StandWithUkraine

    アフガニスタン戦争にて、数百の亜鉛の棺を前にした将校がこらえきれずにアレクシエーヴィチに向かって言った「私の棺桶だってあそこに並ぶかもしれない。あそこに入れられて…私はここでいったい何のために戦っているんだ」はまさに英雄ではない「小さな人」としての言葉だろう。

    これを抱えながら戦地で戦う人々が少なくない人数いるだろうと思うと心が痛い。そして、本当に思っていることは口には出せないと思うと余計に…

    徴兵された軍隊で暴力を受ける彼の脱走手引きをして助けた恋人が個人として語る言葉
    「チェチェンに行って戦うことに何の意味があるんでしょうか?政府にとっては必要なのかもしれませんが、ロシア人にとってはまったく無意味です。私はそう思います。」

    ロシア政府が行うことに意味を見出していない「小さい人々の声があるだろうことを教えてくれる。

  • #英語 Dialogue with Svetlana Alexievich ノーベル文学賞受賞作家アレクシェービッチの著作執筆の動機が語られていて、読み終えた今では、例えば『亜鉛の少年たち(アフガン帰還兵の証言)』や『セカンドハンドの時代』という本の題名を見るだけで、著者の思い、その本のエッセンスがパッと頭に浮かびます。もちろん各著作を読むのが一番いいですし、そういう気持ちになるのがこの本です。
    副題にある『「小さな人々」の声を求めて』が著者の執筆のベースで、石牟礼道子と似ているなと思いながら読んでいたら、沼野恭子さん執筆の17章で指摘されていました。
    ドフトエフスキーの影響を受けていると語るアレクシェービッチ。『罪と罰』は読みましたが、アレクシェービッチが語るドフトエフスキー文学に私は気づけておらず、探求を続けていきたくなりました。
    それから第11章で鎌倉英也さんが書かれているゲンナジーさん(撮影用レール敷き職人)の話は、まさに「小さき人々」の話で、この本にゲンナジーさんのことを遺してくれてよかったと心から思った。人々の記憶に残る限り、ゲンナジーさんの思いも生きている。私たちの社会がどうにか今日まで続いているのは、こうした小さな人々がいたからこそだと思う。

  • 過去をよすがとするも虚し、欧米様をゴールドスタンダードとするも難し。そして庶民も無辜ではない。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000054196

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