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Amazon.co.jp ・本 (338ページ) / ISBN・EAN: 9784000615341
作品紹介・あらすじ
地租改正による近世村落の解体は、村請制に支えられてきた秩序を全面的に崩壊させた。未来への予期を欠いたまま、資源を奪い合い、暴力におびえる住民たち。人々は〈未熟なリヴァイアサン〉、すなわち力を持たない政府の裁定を仰ぎ、相互監視の規約を改めて交わす。近世・近代移行期における日本社会の根本的な変容を描く。
感想・レビュー・書評
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本書は近代日本社会のあり方は「日本人の国民性」などという不変のものに由来するわけではない、と言い切ってしまうんだけど、そこに至るまでの実証のプロセスの濃密さが凄まじい。近世村と近代村落の違いをこんなにはっきり、説得的に、そしてわかりやすく示した研究はほかにあるのだろうか?という印象である。
「未熟なリヴァイアサン」というのも、いったい何なんだろうかと思いつつ読むと、明治政府がいかに予算と人員を欠いていたのかがわかり、なるほどという感じになる。
内容的な凄さもそうだけど、この研究で使われている史料をどうやって見つけてきたのかという「史料を見つけてくる凄さ」。そしてもし他の人が見ても、筆者のようには読めないだろうという「史料の読みの凄さ」。そのへんも印象的。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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