復興を生きる 東日本大震災 被災地からの声

  • 岩波書店 (2022年8月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784000615549

作品紹介・あらすじ

あの日から変わってしまった人生、絆の結び合い、なりわいの再建と地元負担をめぐる攻防、岐路に立つ震災経験の継承、時を経て語られる「復興」の青写真を描いた復興会議キーマンたちの証言、「次の震災」を見据えた各地での取り組みなど。2021年度新聞協会賞企画部門を受賞した地元紙の総力取材による、震災10年から明日を展望する記録。

みんなの感想まとめ

震災から10年が経過した今、復興の過程や人々の心の変化を深く掘り下げた内容が展開されます。地元紙による取材を基に、被災者の声や証言が豊富に盛り込まれ、特に「心の復興」に焦点を当てた部分は感動的で、涙を...

感想・レビュー・書評

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  •  震災から10年、地元紙「河北新報社」による「東日本大震災10年報道」(2021年度新聞協会賞受賞)の主要な連載企画を書籍化したものです。

     表紙の写真(波打ち際を歩く二人の子供と見守る夫婦)、海辺の美しい一コマですが、この夫婦の背景を知る時、もう泣くしかありません。(ハンカチでは足りません! バスタオルものです!)
     本書で感銘深いのは、地元で暮らす人々の「心の復興」です。この事実の重さを感じ、噛み締めさせてくれる報道記録・被災地からの〝声〟でした。

     しかし本書の中心は、約7割を占める「復興再考」で、12のテーマについて、証言・資料・復興過程から問題を多角的に解明する試みがなされ、地元紙ならではの矜持・覚悟に敬意を覚えます。
     初めて知る事実、自分の中の知識がすでにアップデートされている事実等、多岐にわたって新たな気付きが得られました。
     震災から10年以上経過しても、復興を測る指標は客観データが中心で、被災者の「心の復興」を推し量る共通の尺度が今も確立していない事実が浮き彫りにされます。「個人の復興の到達点はあるのか」の正解はない気がします。

     最後に、高確率で予想される(来てほしくないけど)南海トラフ巨大地震に向けた「事前復興」として、本書が大いに参考資料となるはずです。より広く読まれることを願います。

  • ◆再生の光と影を描き出す [評]五百旗頭(いおきべ)真(兵庫県立大理事長)
    <書評>『復興を生きる 東日本大震災 被災地からの声』河北新報社編集局 編:東京新聞 TOKYO Web
    https://www.tokyo-np.co.jp/article/207123

    復興を生きる - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b609313.html

  • GWに三陸を旅したことから被災地に興味を持ち読み始めた。

    表紙となっている家族の話、南三陸の事務所で被災された方々の話は涙なくして読むことはできない。
    後半の復興に関する内容は、被災地のみならず地域創生に役立つ内容かと思う。

    震災から時間が経つにつれ、人々の記憶から薄れつつあるように思うが、陸前高田や大船渡の街を実際に見てもまだまだ復興が完了したとは思えず、家族を亡くした人々も終わることのない悲しみがあるのだろうと感じた。

    あまり考えたくはないが、万一同じようなことがあった場合にこのような本が残っていくことで、少しでも「想定外」をなくしていくことにつながるのではないかと思う。

  • 東日本大震災のことは今でも胸を締め付けられる。人は経験から学ぶ。風化させてはならない。

  • ふむ

  • 地元新聞社による、震災復興10年のふりかえり。
    多様な論点がコンパクトにまとめられている。

    私がこれを読んで、感想を書いてあるのが、2023年で、現在、帰還が認められた福島の浪江、双葉、大熊への大掛かりな建築投資が進んでいる。人口減を前提とする計画は受け入れられないという構えが、今も残っているのだ。

  • 東2法経図・6F開架:369.3A/Ka19f//K

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