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Amazon.co.jp ・本 (158ページ) / ISBN・EAN: 9784000615907
作品紹介・あらすじ
「授業ができる人がいない」「どれだけ探しても見つからない」「代わりがいないから休めない」……全国的に発生している教員不足は、すでに子どもたちや教育現場へ深刻な影響を及ぼしている。朝日新聞紙面上でこの問題を一〇年以上追い続けてきた記者が、厳しい実態と正規/非正規教員をめぐる教育制度の実情を書き下ろす。
みんなの感想まとめ
教育現場の深刻な教員不足というテーマを掘り下げた本書は、現役教員や教育関係者にとって非常に示唆に富んだ内容となっています。著者は、教員不足がもたらす影響やその背景にある社会構造の問題を詳細に分析し、現...
感想・レビュー・書評
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やっと最近図書館に行って、ふと見つけて借りました。私は現役の教員なんですが、私たちの労働環境が小泉政権時代の産物とは、勉強不足でした。⭐については私にしては辛口なのですが、これは筆者へというよりは、問題をデータ化せず、取材にも応じようとしない、私たちを雇っている人たちへの失望の表明かな?
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この業界で日々過ごしていれば、ここ数年でぐっと人手不足が進行してきたことはよくわかる。本書にあげられている理由もいちいち納得がいく。問題は学校業界だけでの解決は不可能であり、社会構造そのものの改革が必要だと思うのだが。なんか長くなりそう。
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非常によく調べ上げられており、現状を詳らかにしている。教育現場にいる身とてして、わからないことが多かった。正規ではなく、非正規教員が不足していること。子供の数が減少しているのに教員が不足する理由が、教員の多忙化だけではなく、法律の変更や、ベビーブーマーの大量退職など多様であること。
星を三つにしたのは、現状は分かったけれども…というところ、定価が高すぎるところである。 -
先生の不足は、教員を志望する学生の減少で起こっていると思っていましたが、本書でその原因を知ることができました。
この国の将来を担う子供たちが適切な教育を受けられるよう制度改革や、予算配分の再検討が必要なのではと思われます。 -
この問題で、1冊の著書が公刊されたことの意義に注目したい。
直接の当事者である子どもたちへの影響について、自分のクラスだけ教員がおらず、「見捨てられた気がする」という子どもの感情の記述は、取材から感じたものと思うが、要は子どもたちに対して大人が大人としての責任を果たせていないことの結果である。
「教員不足」の本質が、非正規教員の不足を意味していると分析するが、文科省の対策はこれについて自覚的ではないという指摘もある。
簡潔な記述ながら重い問題を問う本書の問題提起に、どう応えていくかを注目したい。 -
この本を読み終わってYahooニュースを見ると
「教員不足が悪化」教育委の4割超 - Yahoo!ニュース
全国の公立小中高校などで欠員が生じる「教員不足」について、2023年4月の始業日時点と前年同期を比較した結果、「悪化した」と回答した教育委員会の割合が4割超に上ることが、文部科学省の調査でわかった
news.yahoo.co.jp
という記事。
深刻なようだ。
そもそも非正規の教員なんて私が小学生のころ、50年前はなかった。
もっとも担任が産休だか病欠だかで、用務員のおじいさん?のような人が担任に
なり、不遇な小学5年生を送った経験は持っている。
それ以来公立学校の先生の当たりはずれが嫌になった。
自身中学から私立で、娘二人もそうしてしまった。
悪い先生に巡り合わない確率的にはそれがいい選択とは思う。
しかし最近の世襲議員のほとんどが都内の中高一貫校や慶應卒なのを見て、
同質性の良しあしも感じるところではある。
が、この本はそんなことは言ってられない状況。
少子化を先回りして小泉政権で自治体の裁量が増えたのはいいが結果予算が減り、
教員の採用状況が変わったと、、、正規1人より非正規2人、、、
しかも残業働かせ放題の仕組みもあり、教員の成りてがどんどん減る。
結果先生は過重労働になり倒れる、産休もある。欠員が出る、悪循環。
犠牲になるのは子供たち。
生後6か月の孫がいるが、6年後、12年後が今から心配になる。
娘夫婦が考えればいいことではあるが、文科省を信用できない思いはさらにつのる。
どうしたものか、、、
第一章 教員不足の「穴」の広がり
無風の一面トップ記事
自習どころか中間テストもできない
「なぜわざわざこんなことを調べるのか」
教員予備軍不足=鯉の減った池
教員不足が一〇年でまるで違う次元に
なんと四%の学校で教員不足
ついに文科省調査実施、だが......
それでも不十分な盛り上がり
見えぬ展望
第二章 先生不在の学校現場
「うちらは捨てられてる」
お兄さんが来たが
英語、英語、英語
「このなかに教員免許をお持ちの方はいらっしゃいませんか」
「教育委員会が探しても、いないって言うんですよ」
教務主任と担任を一人で受け持つ
集中する負担と「連鎖休職」
専門外の教科を教える苦しみ
実験猛特訓したけれど
妊娠を喜べない
「保水力」を失った学校
第三章 先生が足りない理由
文科省調査が示す「要因」
教員のなり手減の実情
教員不足の四段階
そもそも正規教員が足りていなかった
非正規教員への依存体質
規制緩和で抑制された正規教員
「改革」の陰で起きていたこと
学生たちの教職離れ
魅力の発信では響かない
見えにくい展望、背後の長時間労働
第四章 教員不足から脱却できるのか
教員不足の行き着く先は
文科省も教委も動いてはいるが
「教員不足」とは
正規教員と非正規教員の「密接な関係」
データがカギ
なんのための調査か、設計からの再考
教員政策の検証を
研究者たちからあげられる提言
オープンな議論を
教員の働き方改革に「非正規」は入っていたのか
子どもへもたらす影響という大問題
公教育が崩壊しつつある -
教育現場にいたので、様々な急変を実感している。
現在学校は、教師の善意で成り立っていると言っても過言ではない。四半世紀の法律に縛られて動けない環境を改善してほしい! -
以前、お世話になった氏岡さんだから高評価をしたわけではない。
2年前に読んでおけばよかったと思った。
もちろん、一教員としてできることはほとんどないのだが、どのような声をあげていくのがよいのかを自分自身で考える時間があっただろう。
今、まさに病気で休職中の立場である私が、代替教員に頼っていることに、思うところが深い。
また、2年経った今についても、また書いて欲しいと願う。
先日私は「支援員」について言及したが、非正規の弱い立場の人が、学校現場を支えている構図にも、大きな問題意識をもっている。正規採用数もいよいよ足りてこなくなっている現状と、さらに高い専門性が教育現場に求められている現状。今はその専門性の全てを教員に担わせようとしているが、「学校」には今、何が必要なのかということを改めて考えていけるとよいと思う。 -
背ラベル:372.1-ウ
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大阪府の公立中学校教諭です。この本に書かれていることは、日々実感しております。病休、育休の代替教員がとにかく見つかりません。ウチの校長も自力で探してきました。不足分はなんとか今いる教員たちで補い合いますが、無理が祟って病休に入られる先生もいます。そうなると、やはり1番の被害者は子どもたちなんですよね…。少子化による正教員の雇い控えがあり、教員の働き方改革や魅力発信、待遇改善などでは一概に改善は期待できないかもしれませんが、学校の実態をオープンにし、社会みんなで解決に向けて議論をしていかないと、本当に公教育の崩壊が目の前まで迫ってくるなと痛感しました。
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374/ウ
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【請求記号:374 ウ】
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374-U
進路・小論文コーナー -
どうするのか今後、見通しが立たない
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先生が足りないということは、以前からわかっていたことです。でも、このようにデータを持って伝えられると、本当に危険な状況になっていることに改めて気がつかされました。
国が対応する、地方自治体が対応する、各学校が対応する、地域の住民や保護者が考える、それぞれが担う役割があると思うけれど、教師自身も変わらなければいけないと思いました。
まず、働き方改革を教師自身が実践しなければ。
自分さえよければよし、ではなく、国や世論を踏まえつつ、自分達の立ち位置を考えなければ公教育は持続可能なものにならないと感じました。 -
先生が足りないという現状を著者氏岡氏なりに調査し原因を明らかにしている。規制緩和に伴う非正規教員の増加が一番の原因 その政策の評価が大事 教員不足を止めることができるのか。
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実状がよくわかった
やはり子供の教育を受ける権利は守ってほしい。そして、産休・育休・病休代替は確保して欲しい‼️ -
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