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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784000616362
作品紹介・あらすじ
民主主義社会とは「個人の尊厳から出発し、人間らしい生活ができないような貧困・排除があってはならない社会」である。その実現のために、今こそ社会的相互承認と社会参加が求められる。あるべき「承認」の本質とは何か。ロングセラー『豊かさとは何か』以来、民主主義の核心を真摯に問い続けてきた著者の到達点。
感想・レビュー・書評
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「自己責任が当たり前とされる社会になったとき、それに反比例するかのように「承認欲求の病」といわれる風潮が強くなったのは偶然ではないでしょう。しかし、ことはそれほど簡単ではありません。鏡の方が歪んでいることも、多々あるからです。」
私たちひとりひとりはこれまで、「承認」という言葉を奪われていたのではないだろうか?
弱い立場の人々や少数派が発言することを「力」で抑えつけ無力化されたり、他人事のように思わされてこなかったか?
「承認」の持つ力を私達自身が自覚し、尊重し合う社会でありたい。
まずは来たる都知事選挙から“承認”を取り戻そう。
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"承認" という他者との繋がりが命の尊厳へと歩む。だが誤った認識や無関心の肯定が、一人ひとりの心を蝕んでいく。世間はいつの間にか "勝ち組" "負け組" という不条理なカテゴライズを黙認してしまう。黙認どころか、弱者の自己責任という排除思考によって万人の心が荒廃する。現状の社会構造は平穏へと辿り着ける訳がなく、生活の疲弊、格差、そして分断へと陥ってしまい共生という社会の本質は理想なんだと諦めている。ならば、私たちの意識で変わろう。そして公共が怠けてはいけない。
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出版社(岩波書店)のページ
https://www.iwanami.co.jp/book/b643139.html
内容、目次、著者略歴 -
選書番号:323
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承認は、正しく真実なもの、妥当なものとして認める。
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相互承認という概念、これからも忘れないようにしたい
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東2法経図・6F開架:361.3A/Te77s//K
暉峻淑子の作品
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