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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784000616898
作品紹介・あらすじ
この国の生活保障システムは人びとの命と暮らしを脅かしている。所得再分配後に貧困が深まるという〈逆機能〉の存在を指摘してきた著者が、歴史の検討と各国との比較を通じて「男性稼ぎ主」型システムの問題点をあぶり出し、社会のしくみを歪めたアベノミクスとコロナ対策を徹底批判。転換の方途を提言する。
みんなの感想まとめ
生活保障システムの問題を鋭く分析し、特に「男性稼ぎ主」型の制度が引き起こす逆機能について深く掘り下げた一冊です。著者は、平成以降の社会保障政策を丁寧にまとめ、各政権のアプローチを比較しながら、制度がど...
感想・レビュー・書評
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はじめに これでは持続しない
1 問題の所在
2 貧困事情
3 コロナ禍の死亡事情
4 小 括
序 章 生活保障システムの機能と型
1 定義と課題
2 生活保障システムの型 ―― 政策サイクルにそくして整理すると
3 小 括
第Ⅰ部 多様性のなかの日本の位相
第1章 「男性稼ぎ主」型の成立と脆弱性
1 政府側はどう見てきたか
2 「男性稼ぎ主」型システムの形成
3 「男性稼ぎ主」型と大企業本位の淵源
4 大企業本位の設計はいかに適用されたか
5 小 括
第2章 「男性稼ぎ主」型の成果とその推移
1 たかが所得、されど所得
2 所得貧困の推移
3 小 括
第3章 生活保障システムの機能 ―― 税と社会保障の累進度に注目して
1 政府税収の状況と推移
2 社会支出の状況と推移
3 小括に代えて――貧困削減率の推移
第4章 投資する国と処罰する国 ―― 子どもを産み育てること、就業すること
1 社会的投資パッケージの展開
2 社会的投資アプローチへの批判と反論
3 「男性稼ぎ主」型の強さと社会サービス
4 小 括
第Ⅱ部 アベノミクスを検証する
第5章 生活保障をめぐるビジョンの布置
1 福祉国家の実現から自助自立へ
2 政権危機・経済危機下で「安心」の優先
3 民主党内閣の政策と自民党2010年綱領
4 小括に代えて ―― 財政健全化への責任感と生活保護バッシング
第6章 アベノミクスはなにをしたのか
パートⅠ ―― 社会保障の重点化・効率化
1 生活扶助基準引き下げと子どもの貧困対策法、社会保障制度改革国民会議報告書
2 一連の骨太の方針と制度改正
3 分配と再分配
4 小 括
第7章 アベノミクスはなにをしたのか
パートⅡ ―― コロナ禍よりもコロナ対策禍
1 コロナ禍が露にした脆弱性
2 コロナ禍への日本政府の対応
3 小 括
第8章 周回遅れから逆走し、苛烈な女性処罰 ――岸田「新しい資本主義」の実相
1 「新しい資本主義」の変遷 ―― 貧困削減をめぐって
2 アベノミクスから離反したのか
3 小 括
終 章 命と暮らしを守る生活保障システムとは
1 「国の奴雁」たちは何を提案してきたか
2 本書の提案
注
あとがき
引用文献
人名索引・事項索引
https://www.iwanami.co.jp/book/b10132790.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/583765 -
【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/730598 -
特に平成以降の社会保障制度を上手にまとめているように感じた。
政権ごとの社会保障政策が丁寧に記述されている。
「男性稼ぎ主」を前提に社会保障制度が設計されているがため、不利益を被る属性があるという。そうなのかもしれないなぁとは思う。
興味深い本だったが、星を5個にできないのは、素直に同意できない点があるから。
ところどころ政府統計が引用されている。
それらの一部の実施にかつて携わった経験から言えば、結果にご不満があるなら、実施する側を経験してからにしてくれないかなぁとは思った。
生活実態をきちんと把握することの難しさをご理解いただけているかなぁというか。 -
東2法経図・6F開架:364A/O74s//K
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