岩波 日本語使い方考え方辞典

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  • Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000802062

感想・レビュー・書評

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  • 北原保雄監修「日本語使い方考え方辞典」岩波書店を、少しずつ眺めています。この本のコンセプトは、次の3つです。

    ?日本語の公的な決まりについて、その考え方や適用の範囲を示します。
    ?正確でわかりやすい日本語で表現するためのヒントがつまっています。
    ?歴史的な背景や社会的側面から、現代日本語の理解が一層深まります。


     日本語の表記については、次官会議決定、内閣通知、文部省告示、国語審議会答申等など様々な形で申し合わせがあったり、決定されているようです。やっぱり、国語というのは、国のアイデンティティなんでしょうね。正しい日本語を維持していくために、様々な営みがあるようです。



     今一番思うのは、公用文の表記は難しいということです。公用文といっても、ローカルルールがあるのでやりにくいですよね。漢字か平仮名ということもよく話題になります。これはよい、これはダメだと言われるのですが、基準があいまいで困ります。経験と注意深さが頼りになります (^_^) 。



     この本は、特に表記について羅列的に具体的に示しているわけではありません。「あいさつ」から「話者」までの日常的な内容である172の項目がアイウエオ順に並べられています。ですから、気になる項目を拾い読みするような感じで読めます。



    さて、最後に質問です。次の文章のうちマルのうち方が正しいのはどれでしょうか。

    ?理科では探究活動が重視されている。(このことについては、後に詳しく述べる。)
    ?理科では探究活動が重視されている(このことについては、後に詳しく述べる。)。
    ?理科では探究活動が重視されている(このことについては、後に詳しく述べる)。

    正解は1番です。わたしは3番とばかり思っていました。でも、(  )内が短い場合は3番の使い方でもOKです。

    ・理科では探究活動が重視されている(57頁参照)。

  • 『問題な日本語』はベストセラーなのに、同じ著者のこちらは何故売れぬ、と岩波では悔しがっていることでしょう。やや高めの値段設定だけれども、『問題な日本語』の上位本という感じでもない。

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著者プロフィール

前筑波大

「2018年 『方言(新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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