日本の作家 名表現辞典

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  • Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000803175

作品紹介・あらすじ

長年にわたって著者が集めた「名表現」の中から、98作家、212作品を厳選。人名・作品名・キーワード索引付/高校教科書掲載作品を多数紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 【新着図書ピックアップ!】タイトルどおり、日本の作家の代表作から著者が「名表現」と感じた部分を抜き出して解説している本。自分がすでに読んだことのある本なら「ほほ~!そこを抜き出すか」と思うし、まだ読んだことのない本なら紹介された名表現をきっかけに手にとってみたくなる。

    例えば遠藤周作「海と毒薬」からは勝呂医師が主人公の肺気胸の治療のため適切な穿刺ポイントを指でまさぐるシーンが登場。なんとも渋いチョイス!

    全体的にも、いわゆる有名な文章というよりは「読んだだけでその本全体の持つ雰囲気が分かる箇所」を選んでいる印象。オススメです!\(^o^)/

    [New Book!] This is the book which picks up the impressive expressions of Japanese novels. There must be new findings no matter if you have read the book or not!

  • 書では、漱石、鴎外、谷崎、荷風、志賀、谷崎、芥川、川端、太宰から三島由紀夫、丸谷才一、辻邦生、さらには村上春樹、川上弘美らに至る98人の多彩な名文家たちの手になる212編の作品のさわりの部分がとりあげられる。綴られている文章がなぜ名文、名表現なのか、心にしみるのか、光彩を放つのかについて行き届いた解説が著者により加えられ、名作を味わうとはどういうことかが懇切丁寧に具体的に教えられる。

  • writing

  • チビチビと読んで楽しみたいかも、、、

    岩波書店のPR
    「漱石や鷗外をはじめとする文豪から、現代作家にいたるまで、さまざまな名文家たちの文章を、『日本語 語感の辞典』の著者がご案内します。みがきぬかれた日本語表現が集結し、もっと名文が読みたくなる、書きたくなる一冊です。本と出会うためのブックガイドとしてもお使いいただけます。
    【掲載作家】
    阿川弘之/芥川龍之介/阿部昭/網野菊/池澤夏樹/石川淳/伊藤整/井上ひさし/井上靖/井伏鱒二/岩本素白/内田百閒/宇野浩二/円地文子/遠藤周作/大岡昇平/大岡信/小川国夫/小川洋子/尾崎一雄/小津安二郎/梶井基次郎/上林暁/川上弘美/川端康成/北杜夫/木山捷平/清岡卓行/串田孫一/国木田独歩/久保田万太郎/黒井千次/小池滋/幸田文/小島信夫/後藤明生/小沼丹/小林秀雄/小宮豊隆/小山清/坂口安吾/佐々木邦/サトウハチロー/佐藤春夫/里見弴/沢村貞子/志賀直哉/島尾敏雄/島崎藤村/庄野潤三/高田保/瀧井孝作/竹西寛子/太宰治/谷崎潤一郎/田宮虎彦/辻邦生/坪田譲治/寺田寅彦/徳田秋声/栃折久美子/富岡多惠子/永井荷風/永井龍男/中勘助/中島敦/中谷宇吉郎/夏目漱石/樋口一葉/平林たい子/福永武彦/福原麟太郎/藤枝静男/古井由吉/堀辰雄/正宗白鳥/松本清張/丸谷才一/三浦哲郎/三木卓/三島由紀夫/宮本輝/向田邦子/武者小路実篤/村上春樹/室生犀星/森敦/森鷗外/森茉莉/森瑶子/安岡章太郎/柳田国男/柳美里/山田詠美/山田風太郎/横光利一/吉村昭/吉行淳之介 」

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著者プロフィール

1935年、山形県生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。国立国語研究所室長、成蹊大学教授を経て、早稲田大学教授(日本語研究教育センター所長)、現在は名誉教授。日本語文体論学会代表理事、現在は名誉顧問。主著に『日本語レトリックの体系』『日本語文体論』『日本語 語感の辞典』『日本語 名表現辞典』『日本語 笑いの技法辞典』『新明解 類語辞典』『類語ニュアンス辞典』『美しい日本語』『日本語の勘』『日本語名言紀行』など。

「2023年 『文章作法事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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