クラテュロス・テアイテトス (プラトン全集)

  • 岩波書店 (2005年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (472ページ) / ISBN・EAN: 9784000904124

みんなの感想まとめ

テーマは名前の正しさとその根拠に関する古典的な言語論であり、ソクラテスとプラトンの対話を通じて、物事の本質に迫る問いが展開されます。名前が「慣習」に基づくのか、それとも物事の「本質」を反映しているのか...

感想・レビュー・書評

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  • クラテュロスー名前の正しさについてー
    雑な読み故、わからないところが多かった。
    ソクラテスは、序盤、道具はイデアを目指して作られる。とする。一方、そのものから名前が生じるとするクラテュロスへの批判では、万物流転では「そのもの」は捉えられないのでは、と。間の論理展開を追えなかったという致命傷。。

    プラトンはヘラクレスの万物流転や「運動・変化」をどのように捉えていたのだろうか。気になる。

  • クラテュロス。
    すっごい特異なソクラテス=プラトンの古典的な言語論。

    名前って何が根拠になってるの?という問いに二通りの考えがでてくる。
    全部、「慣習」なんだ、という説。
    いやいやいや、物事の「本質」を表しているんだ、という説。
    それぞれに対してソクラテスは、逆の主張をしているので、結局はどっちつかずなんだ、という解釈をしているレビューを、どこかで見たけれども、
    私が読んだ感覚だと、
    確かに名前の正しさ・根拠には、両方のことが考えられる、と。慣習ももちろんあるし、それによって本性とは逆の意味が付与されていることもあるけれども、基本的には本性を表す、ということのほうが本義だ、というニュアンスがソクラテス=プラトンにはある。

    ここではイデアということじたいは主題にはあがっていないけれども、物事の意味って何かな?と考えると、共通として導き出せるようなものがどっかあるんじゃないの?というプラトンの直感がかいま見える。

    ヘラクレイトスの説に触れた時期に書かれたようで、それを介して、なんとか考えようとっしたプラトンの姿が想像される。

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著者プロフィール

滋賀大学名誉教授
1928年 広島県呉市生まれ
1953年 京都大学文学部哲学科卒業
1973年 滋賀大学教授
1994年 皇學館大学教授(1999年退職)
主な著訳書
ブレンターノ『道徳的認識の源泉について』世界の名著(中央公論社)
『クラテュロス』プラトン全集(岩波書店)
『注解 マルクス・アウレリウス「自省録」』(法律文化社)
『プロティノス全集』(共訳、中央公論社)
『アリストテレス「デ・アニマ」注解』(晃洋書房)
『アリストテレスの神論』(晃洋書房)
ポルピュリオス『ピタゴラスの生涯』(晃洋書房)

「2011年 『ピタゴラス的生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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