プラトン全集〈6〉 アルキビアデスI アルキビアデスII ヒッパルコス 恋がたき

制作 : 田中 美知太郎  川田 殖  河井 真 
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000904162

感想・レビュー・書評

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  • 2016.3.20 読了

  • 世界とは何か? 人間とは何か? 神とは、自然とは、存在とは、認識とは……などなど。だが、問題はいまここに生きている自分である。自己をどう検討し、どう配慮するか。この思索、というよりも生きることそのものに対峙する人間の生き方を考える源流としてフーコーが示唆したのは、ついにソクラテスだった。
    無知の知を乗り越えて徳を得る道のり。華麗にして崇高な思想の舞踏が最後に歩もうとしたのは地道である。まずここからだ。

  • ソクラテス ――したがって、きみはまず自分で徳を身につけなければならないのだ。そしてこれはきみだけに限られることではなく、いやしくも個人として自分自身と自分のものを支配し、これの面倒をみるにとどまらず、また国家と国家のことがらとについても、支配し面倒をみることをしようとする者は、そうしなければならないのだ。

    してみると、君が君自身のためにも、また国家のためにも用意しなければならないのは、何でも自分のしたいと思うことをする自由とか、支配的地位とかいうものではなくて、ただ正義と節制(思慮と健全さ)なのだ。

    アルキビアデス ええ、それは明らかです。

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