本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000914260
作品紹介・あらすじ
湯川博士は生前、「混沌」という言葉をよく口にされた。これは終生の愛読書となった『荘子』の中の寓話に由来する。漢籍をはじめ、日本の古典、洋書と、博士の読書は広く深い。本巻では、読書から得たさまざまな想念と思索を綴った興趣つきない随筆を収める。実弟小川環樹博士が、心暖まる思い出やエピソードを交えながら解説。
感想・レビュー・書評
-
平成のうちに読み終わりました。日本が生んだ偉大な知の巨人湯川秀樹博士が幼少のころから親しんだ中国古典や日本の古典、博士の日ごろの読書生活など、読書にまつわる随想や講演録などを収録。明治時代の日本人の教養の元は古典の素読にあった。意味は分からなくとも素読、暗誦の大切さを改めて思い知る。ノーベル賞科学者の意外な一面というか、やはり知性の豊かな人は専門分野に限らない幅広い知識と教養を持ち合わせているのだなあ、と感銘を受けた。読んでよかった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示