アイスキュロス I (ギリシア悲劇全集)

  • 岩波書店 (2007年4月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784000916011

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  • アイスキュロスのアガメムノンを始めとする三部作収録。「イリアス」のあのアガメムノンがへろへろになって帰ってきてあっさり殺られる(ほんとにあっさり、悲鳴だけで殺される場面終わってしまう)のにはなんとも言えない気持ちになった。元々あんまり高感度高い人物でもないが。むしろ元王女カッサンドラのあの狂いよう、そしてアガメムノンと共にさくっと死んでしまう方が可哀想だった。
    雄々しく華々しい英雄の活躍の「イリアス」や爽快復讐劇「オデュッセイア」とは違って、戦争の暗い面や復讐の因果が何代も続き、正義の果たし合い、終わりのない悲劇になることが描かれる。解説の、演劇という視点でどのような工夫がされていてどんな効果を与える演出になっているか、というあたりの話が面白かった。

  • 収録作品は「オレステイア 三部作」。「アガメムノーン」はほとんど読み込めなかったけど、「コエーポロイ」で描かれる愛憎には最高にテンションが上がった。そして最後の「慈しみの女神たち」は人間中心の物語じゃなくなってしまうのが残念だった。

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著者プロフィール

1930年、広島市に生まれる。53年、ハーヴァード大学卒業。古典語学・古代インド語学専攻。57年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、東京大学名誉教授。東北芸術工科大学学長、日本学士院院長も歴任する。著書に、『ギリシァ思想の素地』(岩波新書)、『ギリシァ・ラテン文学研究』『オデュッセイア 伝説と叙事詩』(ともに、岩波書店)、『OVIDIANA』(青土社)など。訳書に、トゥーキュディデース 『戦史』、アイスキュロス『アガメムノーン』(ともに、岩波文庫)など。

「2018年 『西洋古典学入門 叙事詩から演劇詩へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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