漱石全集〈第6巻〉それから 門

  • 岩波書店 (2002年9月5日発売)
3.50
  • (1)
  • (0)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :18
  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (783ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000918060

漱石全集〈第6巻〉それから 門の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 「それから」「門」どちらも3、4回目になるだろうか。
    朝日新聞に連載され読んでいたのだが、時々というか、だんだん飛んでしまったので、改めてまとめて読もうと思った。

    「それから」
    これは、三角関係からの略奪愛。そんな通俗的な言葉で思ったことはなかったが、そうとしか言いようがない。そんな通俗的な話がなぜ今も読み続けられているのか。明治時代の話なので、全く背景は古臭いのだが、この男女関係は、普遍的というのか、今の時代においても、なんとなくわかる。読んでいて苦しくなってきた。
    学生の時、その10年後くらいに読んだ時は「漱石の小説」として、なんだかありがたく読んだ気がするが、今回は、もうありがたいとも、難しいとも全く思わずに読んだ。特に後半、次々ページをめくっていった。
    どこにこんなに読み続けられる要素があるのだろう。
    あまり再読しない私が、漱石だけはわりと繰り返し読むのはなぜだろう。



    「門」
    大学生の時、初めて読んだ。愛を貫き、親や親戚や友人を捨て、崖下でひっそり暮らす夫婦に憧れた。そのことだけをはっきり覚えている。三部作の中で、この世界が一番好きだと思っていた。
    今、読んでみて、「誰かを不幸にして、自分たちだけが幸せになることはない」と、かつて話した人を思い出した。漱石が好きな人であった。
    これは、そういう話か。

  • 「それから」 印象に残った場面。
    ・代助と平岡が酒の席で働く働かないについて議論する場面。
    ・代助が三千代を自分の家に呼び、
    愛を告白する場面。白百合。外は大雨。
    ・終盤、平岡と兄に絶交を言い渡される場面。ここまで読んで漸く以前読んだことを思い出した。赤。焼き尽くす炎。

全3件中 1 - 3件を表示

夏目金之助の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

漱石全集〈第6巻〉それから 門はこんな本です

ツイートする