河合隼雄著作集〈13〉生きることと死ぬこと

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  • 岩波書店
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000918435

作品紹介・あらすじ

人間の生を単に直線的な発展としてとらえるのではなく、その全体性をとらえる-。誰もがいつも「老若男女」の要素をあわせもつという観点から生と死、ライフ・サイクル、家族関係などの問題に光をあてる。そこに人間の意識の新たなありようと、大きな生の可能性が生まれる。常識的な枠を越えて新鮮な展望を開く画期的論考。

感想・レビュー・書評

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  • 『生と死の接点』(岩波書店、1989年)の一部と、12編の論考を収録しています。

    『生と死の接点』は、西洋と東洋のライフ・サイクルの捉え方の違いを比較しながら、人間が生涯にわたって「個性化」という課題を引き受けなければならないということを、ユング心理学の立場から論じています。

    また、ボーダーラインの症例の増加が、現代社会における問題を反映しているという考察もおこなわれています。この議論は若干専門的な内容に立ち入っており、著者の文章のなかでは比較的難しいほうに分類されるのではないかと思うのですが、著者の考える心理療法家のあるべき態度について知ることのできる、重要な論考ではないかと思います。

  • ぱらぱらと再読。

  • なかなかおもしろかったし前に読んだ土門に関しての本より本人が書いてるので彼のことがよりわかった。でも昔の話なのであくまでもぱらぱらとってかんじで。

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著者プロフィール

河合 隼雄(かわい はやお)
1928年6月23日 - 2007年7月19日
兵庫県多紀郡篠山町(現・篠山市)出身。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。文化功労者。元文化庁長官。1952年京都大学理学部数学科卒業後、京都大学大学院で心理学を学びつつ、数学の高校教諭を兼業した。
天理大学で助教授時代にユング研究所に滞在し、ユング派分析家の資格を取得。日本における分析心理学の普及と実践に邁進。箱庭療法導入者としても知られる。欧米の心理療法を日本文化に根ざす仕方で導入を試みており、日本論・日本文化論の著作も多い。
主な受賞歴に、1982年『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、1988年『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞、1992年日本心理臨床学会賞受賞、1996年NHK放送文化賞をそれぞれ受賞。1995年紫綬褒章、1998年朝日賞、2000年文化功労者顕彰。
なお2012年に一般財団法人河合隼雄財団が設立されており、そこで本人の名を冠した「河合隼雄物語賞・学芸賞」が設けられている。

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