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Amazon.co.jp ・本 (350ページ) / ISBN・EAN: 9784000918442
感想・レビュー・書評
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『家族関係を考える』(講談社現代新書、1980年)、『大人になることのむずかしさ』(岩波書店、1983年)のほか、論考4編を収録しています。
『家族関係を考える』では、臨床心理学の立場から現代の家族の問題についての考察が展開されています。近代以降、個人主義・機能主義が推し進められた結果、核家族化が進行しましたが、それにともなう弊害も人びとの心理に現われていると著者はいい、さまざまな事例を通して現代の家族問題を考察しています。とくに日本では、母性原理が強く父性原理が隠れてしまいがちなことが、問題となって現われることが多いと著者は主張しています。
また『大人になることのむずかしさ』では、母性原理の強い日本の家族の中で、自立をめざす青年たちが直面する問題について論じています。
著者は、家族の問題を解決するための手っ取り早い処方箋などはないとくり返し主張していますが、生き生きとした事例が数多く引かれており、それらを通してわれわれが向きあわなければならない問題の輪郭が描き出されているように感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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