作品補遺 書簡 斑鳩の記

著者 :
制作 : 藤本 寿彦 
  • 岩波書店
5.00
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 5
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000919241

作品紹介・あらすじ

弟の入院先からの発信にはじまる書簡百余通と、法輪寺の塔再建にかかわった日々を綴る「斑鳩の記」を収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • これは幸田文全集の別巻。私が紹介したいものは実はこれではなくって、この全集の7巻目『おとうと』。私がひどく雷管の爆発にあったみたいになった場面が。結核を患う弟が焼きうどんが食べたいと言って姉さんは蕎麦屋からゆずってもらって寝たきりの弟に食べさしてあげ二口三口満足した弟が姉さんをふっとじっと見つめて「ねえさんもおあがりなよ」という・・危うさ。ああ、弟弟弟。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1904年東京向島生まれ。文豪幸田露伴の次女。女子学院卒。’28年結婚。10年間の結婚生活の後、娘玉を連れて離婚、幸田家に戻る。’47年父との思い出の記「雑記」「終焉」「葬送の記」を執筆。’56年『黒い裾』で読売文学賞、’57年『流れる』で日本藝術院賞、新潮社文学賞を受賞。他の作品に『おとうと』『闘』(女流文学賞)、没後刊行された『崩れ』『木』『台所のおと』(本書)『きもの』『季節のかたみ』等多数。1990年、86歳で逝去。


「2021年 『台所のおと 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

幸田文の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×