芥川龍之介全集 第1巻

著者 :
制作 : 紅野 敏郎 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 77
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000919715

作品紹介・あらすじ

普及版

感想・レビュー・書評

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  • 1914年(大正三年)2月発行の「新思潮」~1916年(大正五年)10月発行の「新潮」掲載作まで36作品を発表年月順に収録。

  • 「バルタザアル」青空文庫 短編
    (ストーリー)
    昔エチオピアを治めていたバルタザアルは、シバの女王に恋をするが、女王はそれを袖にする。バルタザアルはその後、キリストの生誕に立ち会うことになる。


    (感想)
    (引用開始)
    『夢だ?』王は身もだえして叫んだ。『おまえの接吻が、己の体に創痕を残したナイフが夢だと云ふのか。夢だと?』
    (引用終わり)
    芥川せんせ、しっかり王になりきってます。さすがですね。
    でも……この当時、シバの国があったのかしら……

    ☆『「ケルトの薄明」より』 二〇一一年三月八日
    三つの小さな話が一つになった短編です。
    「宝石を食ふもの」
     幻想文学の一種。悪魔が出たり、宝石を食らう猿が出てきたり。
    「三人のオービユルンと悪しき精霊等」
     オービユルンの一族と財宝の話でした。
     財宝を見つけた農夫が鋤を持って戻ってみると、その場所を見つけられなかった、というところは「隠れ里」の昔話に似ています。
    「女王よ、矮人(わいじん)の女王よ、我来れり」
     こびとが出てくる話です。
     全体的にファンタジー色が強いお話。TRPGになるかもしれないです。

    004「春の心臓」2011/03/09
    魔法を極めるために、一生を費やした老人と、それを慕う少年の物語です。
    結局、最後は老人の悲劇で終わったようでしたが、老人自体は満足していたはず。わたしとしては、少年の将来が気になります。

  • かの有名な芥川龍之介

    でも、きっとみんな、羅生門とか有名なところしか知らないと思う。

    けど、もっと知ってほしい


    でも、私もいま、仲良くしてる途中


    はやく龍之介となかよくなりたいな

  • 記憶の中の芥川龍之介さん、夏目さんの、お次は、お弟子さんの芥川さん。この本を読んだわけではありませんが、『羅生門』や『鼻』で検索したら、この本にあたったのです。ワタクシは、夏目さんより前に、芥川さんを読んでいた。短編が多いからかな。いま、あらためて読むと、また違った味わいがある。

  • バルタザアル 大川の水 「ケルトの薄明」より 未来創刊号 老年 紫天鵞絨 桐 春の心臓 薔薇 青年と死と 客中恋 若人 クラリモンド 砂上遅日 ひよつとこ 松江印象記 羅生門 松浦一氏の「文学の本質」に就いて 鼻 編輯後に 孤独地獄 父 虱 酒虫 翡翠 校正後に 仙人 薄雪双紙 野呂松人形 芋粥 猿 創作 校正後に 手巾 出帆 ジアン、クリストフ

  • 鼻が特にいいんです。

  • 中学時代にこの辺から読んでみてた気がします。

  • 多分これ ほかにも蜘蛛の糸とか入っているやつだと思うのだけれどどうだろう

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著者プロフィール

1892年(明治25)3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年(昭和2)7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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