書簡 III (芥川龍之介全集)

  • 岩波書店 (2008年7月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784000919890

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  •  平成9年に発刊された全集。第22巻は芥川龍之介の未定稿の作品ばかりを集めた巻である。ここに、「三つの指輪」(仮)が掲載されている。
     内容は、バクダッドを舞台にした不思議なお伽噺。3人の人物が、アラビヤの魔神(ヂン)が作った魔法の指輪を貰うが、実際には指にはめずに幸せになるという短
    編である。このたび、この噺の発表先が見つかったので、今後は(仮)でも”未定稿”でもなく正式に全集に掲載されるであろうか。
     しかし私としては物語の最後の3行が気になる。この3人は実に気持ちの良い王様と妃と大臣であるが、端的に「乱が起って~自ら食を求めるという様な境遇になった」と、どんでん返しの出来事が書かれているのである。
     本来はここもスペクタクルな物語にするつもりだったのでは?
     というより、ここから指輪が活躍するんじゃないですかい?まだ書き足りないんじゃないんですかい?芥川さん!

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著者プロフィール

1892年(明治25)3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年(昭和2)7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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