モモ 時間どろぼうと ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (エンデ全集)

  • 岩波書店 (2005年4月7日発売)
4.19
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Amazon.co.jp ・本 (424ページ) / ISBN・EAN: 9784000920438

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

忙しい日常に追われ、時間がないと感じる現代人に向けて、心の中にある本当の時間の大切さを再認識させてくれる作品です。主人公の少女モモは、町の廃墟に住み、人々を癒す「話を聴く力」を持っていますが、灰色の男...

感想・レビュー・書評

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  • 僕らは灰色の男たちに気づくことはない。
    日常が忙しく、雑事や仕事に追われ、時間がない、時間がないと誰もが言っている。
    時間を節約して、無駄にすまいと、あらゆるライフハックや便利アイテムを探している。
    でも本当の時間は僕らの心の中にある。
    それぞれが持つ時間の花を、灰色の男たちに奪われないよう、大事に扱おう。

  • この年になって初めてモモを読んだ。

    携帯電話やパソコンが普及したおかげで仕事が家までやってくるなんて話があるけど、節約した時間ってほんとどこにいったんだろう。24時間、生活を豊かで便利にしてくれるモノで世の中は溢れてるのに、労働時間は高止まり、ワープア、エトセトラエトセトラ。
    ゆとりを生むために節約した時間なのに、きづけばゆとりなんてどこにもない。

    これは時間泥棒に騙されてる所為…なのか!?
    なんてこった、取り返さなくっちゃ!!


    立ち止まって自分の言葉で考える時間は大事。
    あとカシオペイアが可愛すぎる…

  • <閲覧スタッフより>
    町の円形劇場の廃墟に住んでいる少女モモ。彼女には人々を癒す、「話を聴く力」がありました。ところが「時間」を奪う灰色の男たちが現れ、人々は余裕を失っていきます。モモは皆の「時間」を取り戻すために立ち上がります。忙しい毎日を過ごす私たちに大切なことを思い出させてくれる本です。

    --------------------------------------
    所在記号:948.7||エミ||3
    資料番号:10107331

  •  
    ── エンデ/大島 かおり・訳《モモ ~ 時間どろぼうと ぬすまれた
    時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 20010818 岩波書店》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/400092043X
     
    ── 《ハーメルン ~ はてしない物語 20040229 阿波文庫》
    https://tx696ditjpdl.blog.fc2.com/blog-entry-3072.html
     
    ── セネカ/茂手木 元蔵・訳《人生の短さについて 19801117 岩波文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003360710
     
    (20241115)

  • そのままを見ること。聞くこと。

  • 子供たちの時間を奪いたくはないが、教育は大事だ。
    どうしたら子供たちにとってその時間が有意義になるか。
    押し付けの教育は、単に子供たちの時間を奪っているだけなのかもしれない。

  • 2016/12/05
    図書館から借りた

    灰色の男達の元ネタ?ってことで読みたいなぁと思っていた本。
    言うなら彼らは時間生物で、時間を食うために人に干渉するんだね。
    なんというか、ある種、灰色の男達の姿勢は理想的で、そうあらねばならない姿に感じた。
    各々の一番大事なものにこそ時間を使う訳で、時間のために生きているんじゃないんだな。お金と似たようなものかよしれない。
    忙しくいてもゆっくりといても同じ時間に縛られている。難しいよ。

  • 2016/08読了。娘の読書感想文のネタに、と再読したが、やっぱり変わらず面白かった。

    時の老人の描写は、トールキンにも通じる神話的なものがあるなあ、と思いました。

    最後にはみんな時間を取り戻し手ハッピーになるけれど、さて、現実世界の私たちはどうなんだろう。

  • 配置場所:摂枚フマニオ
    請求記号:943.7||E
    資料ID:59602177

  • 子どもの頃に読んだのですが、その時はさっぱり理解できませんでした。
    大人になった今読むと、名作だとわかります。本当に。

    時間の節約、仕事の効率、そればっかり気にしてちゃあ逆に人生がもったいないんですよね。

  • 素晴らしいの一言。こんな作品が児童文学の世界にあるとはしらなかった。どことなくみすぼらしい格好をしている少女モモ。しかし、彼女は人の話を真摯に聞き、多くの人に愛される少女だった。そこに忍び寄る謎の灰色の男たち。彼らは人から有り余る時間を吸い上げ、それを自分たちの生きる糧にしていた。。

    時間は非対称で、どんな生き物にもそれを捕まえることはできない。しかし、近代では時間をむしろ費用<コスト>と捉えて、それを削減するような方向に押し上げた。それは人が元来、時間に対して望んでいることなのか? それを一人の少女モモが読者に語りかけてくる。本当に人の望む一生は? 社会は? ということを考えさせられる名著だ。

  • 2011年で一番心に響いた作品。

    心に余裕を持って丁寧にじぶんの時間を生きる。

    他のエンデ作品も読んでみよう。

  • 見たこともないはずの風景がはっきりと頭の中に浮かび上がってくるような描写力、容赦のない孤独の表現。
    有名な本ですが、まずは作品のテーマについては考えず、一つの物語として楽しむことをオススメします!

    (琉球大学スタッフ)

  • 児童文学の金字塔……とも言われる本作ですが、この年になってようやく読了。前にこの作品に触れたのは、中学校の卒業生を送る会で、後輩たちが芝居をしていた時でした。

    そして、確かに面白い。灰色の男たちの吸っている「煙草」の扱いに、少し無理がある気はしましたが、まぁファンタジーですからそれは良いのでしょう。

    時間の概念、それを巡る大人と子供たちのせめぎ合い。普遍的な人類にとっての相棒「時」と、児童文学という形で昇華させた本作は、エンデの代表作の名に恥じないと思います。

    ただ。金字塔、と言われるほど優れた作品か、と言われると、小生はちょっと首をひねります。素晴らしい作品ですが、比肩するほどのものがないとも思えない。

    まぁ、本レビューは相対評価で考えていないので、絶対評価として★4つは軽くクリア。描写といいストーリーテリングといい、読んで全く損はないと思います。

    (2006年読了)

  • (メモ:中等部1年のときに読了。)

  • 図書館の本 読了 欲しい本

    (BOOKデータベースより)
    時間に追われ,落ち着きを失って,人間本来の生き方を忘れてしまった現代の人々.人間たちから時間を奪っているのは,実は時間どろぼうの一味のしわざなのだ….この一味から時間をとりもどし,人生のよろこびを回復させたのは,どこからか突然あらわれた無口な少女だった.時間の意味を問う異色のファンタジー.


    やはりこれで私はエンデを好きになったのだと思い出しつつ読み直しました。
    カシオペアって途中からの登場なのね、忘れてました。
    時間の花を手に出来る人間でありたいと思うのです。
    モモは買って手元に置こうと思いました。

    Momo by Michael Ende

  • 「モモ」は現代社会に対する強烈な「社会批判」であり、それは「人々を啓蒙する要素」を多く持っている作品。

    通常の意識と異なる深層意識への下降を行い、そこで把握される「現実」を出来る限り忠実に言葉を用いて表現しようとした。そうなると、それはその世界に動いているイメージの言語的表現となり、「物語」となって結実していく。


    (P47)「一度に道路全部の事を考えてはいかん、わかるかな?次の一歩のことだけ、次の一呼吸のことだけ、次のひとはきにことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。」

    (P51)「学者の本に出てくる話だって、作り話かもしれないじゃないか。」「本当だとか、うそだとか、いったいどういうことだい?」

    (P134)話す声は聞こえるし、言葉は聞こえるのですが、話す人の心は聞こえてこないのです。

    (P136)モモはいわば相手の中にすっかり入り込んで、その人の考えや、その人の本当の心を理解することが出来ました。

    (P262)「本当のことをいうなんてがらじゃない。だから、やめておくんだ!」

    (P312)「人生で一番危険なことは、かなえられるはずのない夢がかなえられてしまうことなんだよ。いずれにせよ、僕のような場合はそうなんだ。僕にはもう夢が残っていない。もうすっかりうんざりしちゃったんだ。」

  • 人形はしゃべらなくていい。
    着せ替えできなくていい。
    大人の売りが遊びをせばめる。

  • 以前違う本で読んだ時は、なぜか途中でやめてしまった本。。そんなに難しいわけでもないのになぜだろう??粗筋はモモという不思議な女の子が灰色の男たちによって奪われた時間を取り戻してくれるというもの。。改めて時間の大切さを考えさせられる本です。。普通のファンタジーで読みやすいのでオススメ☆

  • 高校の図書室で十回は借りて読んだ思い出が。
    対比のセンスがステキです。

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著者プロフィール

1931-2018年。東京女子大学文学部卒業。訳書にミヒャエル・エンデ『モモ』(岩波書店)、ホフマン『黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ』『砂男/クレスピル顧問官』『くるみ割り人形とねずみの王さま/ブランビラ王女』(いずれも光文社古典新訳文庫)、ハンナ・アーレント『全体主義の起源』2・3(共訳)『ラーエル・ファルンハーゲン―ドイツ・ロマン派のあるユダヤ女性の伝記』『アーレント= ハイデガー往復書簡 1925-1975』(共訳)(いずれもみすず書房)など多数。

「2025年 『新版 血、パン、詩。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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