哲学II 大カトー・老年について ラエリウス友情について 義務について (キケロー選集)

  • 岩波書店 (1999年12月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (430ページ) / ISBN・EAN: 9784000922593

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  • 老年についてと友情については講談社文庫で読んだので、最後の「義務について」だけ。それでも結構ボリュームがあった。義務=するべきことについての話なのだが、プラトンの著作のようにどんなときにも通用する原理原則の話ではなく、その時その時に応じてふさわしい行いについていろいろ書いてある(政治的な話が多いが)。最終的に徳性と有益性は矛盾せず、立派でないことは有益でもないのだということを力説する。人を騙したりして得をしようとしても、それは真に有益なことではないというのがキケローの考えである。自分の政敵であるカエサルなどについての恨み言が多くてちょっと笑えた。共和制ローマ大好きなのはすごく伝わってくるけど、生まれた時代がまさにその崩壊に直面していてさぞ無念だったろうなあ。

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著者プロフィール

(たかはし・ひろゆき)
1978年岐阜県生まれ。演劇批評家。桐朋学園芸術短期大学演劇専攻准教授。世田谷パブリックシアター「舞台芸術のクリティック」講師。座・高円寺劇場創造アカデミー講師。俳優座カウンシルメンバー。『テアトロ』『図書新聞』などで舞台評を連載。評論に「アゴラからアゴーンへ 平田オリザの位置」「マイノリティの歪な位置 つかこうへい」(『文藝別冊』河出書房新社)、「海のノマドロジー『国性爺合戦』をめぐって」(『舞台芸術』vol.22)「プレ・ アンダーグラウンド演劇と60年安保 武井昭夫と福田善之」(『批評研究』)、「原爆演劇と原発演劇」(『述』)など。Asian Cultural Council フェロー(2013年)、司馬遼太郎記念財団フェロー(第6回)。

「2022年 『国を越えて アジアの芸術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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