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Amazon.co.jp ・本 (342ページ) / ISBN・EAN: 9784000924986
感想・レビュー・書評
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『猫だましい』(新潮社、2000年)と『おはなしの知恵』(朝日新聞社、2000年)を収録しています。
『猫だましい』は、猫が登場する古今東西の物語を論じつつ、人間の「たましい」の深みに洞察の測深器を下ろす試みです。ドイツロマン派の作家として知られるホフマンの『牡猫ムル』からはじまり、『長靴をはいた猫』や村上春樹の翻訳で知られるアーシュラ・K・ル=グウィンの『空飛び猫』、佐野洋子による絵本の名作『100万回生きたねこ』、さらに大島弓子のマンガ『綿の国星』などがとりあげられ、猫のもつ両義的な性格と、それに惹かれる人間の心のありようが、ユング心理学の立場から考察されています。
『おはなしの知恵』は、『桃太郎』や『白雪姫』といった有名な作品から日本やケルトの神話に至るまで、さまざまな物語を題材に、著者が比較的自由に人間の心について考察を展開しています。
いずれも、著者自身が物語を楽しんでいる雰囲気が伝わってきて、おもしろく読めました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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