海と日本人 (網野善彦対談集 第3巻)

著者 :
制作 : 山本 幸司 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 12
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000928137

作品紹介・あらすじ

海からの視点によって日本史像を問い直す。「海民史」の構想が育まれた座談の醍醐味。

感想・レビュー・書評

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  • 日本海地方の豊潤さが新鮮だった。

  • 日本中世史を中心に農本主義者からの視点から脱却し列島の歴史像の変革に挑戦し、「日本」とは何かを問い続けた歴史家・網野善彦。

    日本史はもとより西洋史・文化人類学・考古学・民俗学・文学・芸能など多彩な分野の第一人者たちと語り合った対談・座談の記録を集成したのがこの本である。

    列島において営々と暮らし続けたご先祖は、後世のものたちのそれぞれのステレオタイプで分析・評論されるため生きてきたのではない。

    農本体制の下、捕捉されてきたご先祖の足跡は歴史として顕在化されやすかっただけのこと。

    水呑百姓とは、土地は少しだけしかもたないが、農業以外の生業ではとっても裕福だった者たちだったのである。

    時代を見つめ、未来を展望する智慧に満ちた、生き生きとした議論がここに甦った。

    響き合い、触発し合う学問と思想の原点に出会ったような気がした一冊でありました。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:210.08//A45//3

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著者プロフィール

1928年山梨県生まれ。東京大学文学部卒業。都立北園孝行教諭、名古屋大学文学部助教授、神奈川大学短期大学部教授、同大学経済学部特任教授を歴任。専門は日本中世史、日本海民史。著書に『日本中世の非農業民と天皇』『無縁・公界・楽』『異形の王権』『蒙古襲来』『日本の歴史をよみなおす』『日本社会の歴史(上・中・下)』『「日本」とは何か』『歴史と出会う』『海民と日本社会』ほか多数。2004年逝去。

「2018年 『歴史としての戦後史学 ある歴史家の証言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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