冒険者たち――ガンバと十五ひきの仲間

著者 :
制作 : 薮内 正幸 
  • 岩波書店
4.38
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本棚登録 : 382
レビュー : 76
  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001105278

感想・レビュー・書評

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  • TVアニメ版をDVDで何度か観ている。
    原作とこう違うのか!というのを愉しく読み比べられた。アニメは全体的にラテン系で熱い、原作は陰がつよいかな。生命の恨み辛みが。詩人の詩が印象的でした。

    近年のアニメ映画版は(⌒-⌒; )……マッチョと前髪。

  • 正直泣いた。
    まさか泣くとは思わなかった・・・。
    子どもへの読み聞かせと思って読んでいたのだが、言葉に詰まって読めなかった。
    嫁さんも隣で聴いていて泣いていた。
    図書館で借りてよんだのだけれど、是非買って、息子が小学生になったら読んでもらいたいと思った。

  • 小学生の頃、いちばん好きで何度も何度も読み返した作品。

    街に住むドブネズミのガンバは、友人のマンプクの誘いを受けて年に一度の港の祭に出かける。
    そこで出会ったのは、世界の海を股にかける船乗りネズミたちだった。
    個性的な彼らと親交を深め冒険に誘われるも、街に戻ることにするガンバ。
    しかし、そこに瀕死の島ネズミ・忠太が現れ、助けを求める。
    島ネズミを滅亡に追いやったのはイタチのノロイ一族だった。
    その圧倒的な敵に他のネズミが尻込みするなか、ガンバは一人でも戦うと島への船に乗り込んで…。


    格調高いが読みやすい文体と、ネズミたちの個性が光る、日本の冒険児童文学の金字塔。

    ネズミたちの冒険の唄や、ノロイとの緊迫した勝負の場面ではいくつになっても心が高揚する。

    ヨイショ、ガクシャ、イカサマ、バレット…どのネズミたちも本当に魅力的で、生き生きと思い描くことができる。
    いま考えると、自分の群像劇好きはこの作品からきている気がする。

    挿し絵も動物画の第一人者・藪内正幸と豪華。
    まるで図鑑のように精密で正確なネズミやイタチなのに、一目見ただけでどのキャラクターなのか不思議とわかる。

    劇団四季のミュージカルを見るにあたって何年かぶりに読み返した。

  • ねずみ達が強大なイタチに挑む冒険譚。
    危機に瀕した島に乗り込むと言う命を棄てるような行動を軸に、ねずみという存在が仲間と力を合わせて乗り越えて行きます。選択の際や攻防の緊張感、乗り越えた時の安堵はねずみ達と同じものを抱けます。最初は無謀で命を捨てると同意義だった事も、出来るに変わって行く希望を見出せて行く流れは素晴らしい。薮内氏の挿絵もねずみ達の個性を掴み、物語を的確に描いています。
    アニメのイメージとはまた異なる、良作のファンタジーでした。

  • ふと読みなおしたくなって、読んでみた。
    小さいときに読んだ内容は大筋しか覚えていなくて
    今読むと細かいところを忘れていて
    展開に新鮮に驚いてしまった。

    思ったより残酷というかリアルに描かれていた。

    一昔前の、古き良き時代のRPGなんかにも言える王道で
    キャラクターそれぞれがきちんと性格付けされており分かりやすく
    それぞれが一度以上は長い冒険の中で活躍する機会を与えられ
    主人公だけの力ではなく、かと言って主人公がいなければ始まらず
    すべてがうまくいくわけでもないけれど
    それでも自分たちで勝ち取った未来を得るという
    この歳になって読んでも熱いストーリーでわくわくしながら読み進めた。

    勇気の出る冒険譚。

  • 僕の、人生を決めたといってもイイ小説。
    アニメ『ガンバの冒険』原作といえば、判ってくれる人が多いかも。

    ただこちらの原作は、
    アニメ以上に素晴らしい小説です。

    小学生の頃、
    図書館で何度借りた事でしょう。

    学校の行き帰り、家の中で夢中になって、
    ガンバ達と一緒に冒険をしたもんです。

    彼らの歌声が、
    風が
    海が
    太陽の光
    草木花々の香りが
    読んでいると感じられます。

    最後泣きじゃくりながら読んだ記憶が
    今でも鮮明に焼きついています。

    勇気、情熱、愛、希望、出会いと別れ・・・
    今の子供達に是非感じてもらいたい、

    大人が読んでも感動できる、
    素晴らしい冒険小説です。

    純粋な気持ちを取り戻したい方
    是非一度手に取ってみる事を
    お勧めします。

  • イタチと戦う島ネズミを助けに、ドブネズミのガンバと仲間たちは夢見が島へ渡りました。獰猛な白イタチのノロイの攻撃を受け、ガンバたちは知恵と力の限りをつくして戦います。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「イタチと戦う島ネズミを助けに」
      絶滅の危機に瀕した同朋を救うために天敵に立ち向かう。無謀でしかない企てに感動してしまいます。
      「イタチと戦う島ネズミを助けに」
      絶滅の危機に瀕した同朋を救うために天敵に立ち向かう。無謀でしかない企てに感動してしまいます。
      2013/01/29
  • 通し番号:92

  • 主観で言わせていただきますと、これほど素晴らしい物語はない!!
    個性豊かな仲間たちとの出会い。戦いの運命にある過酷な冒険。強大で狡猾な敵役。
    長い物語ですが、何度も読みました。
    挿画を描かれている動物画家の方もすごい。図鑑に描かれるような精細なネズミたちですが、それでも個性がきちんと描かれている。

  • 多摩図書館が編集した、子どもへの読み聞かせに適した推奨本の一冊。

    「いろいろなタイプの少し長い物語」としてあげられたなかの、「動物が人間のように口をきいたり、冒険をしたりする物語」として紹介。

    「子どもを本好きにする10の秘訣」>「冒険・ファンタジー」で紹介された本。

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プロフィール

斎藤惇夫 1940年新潟市生まれ。小学校一年から高校卒業まで長岡市ですごす。長年子どもの本の編集に携わり、現在は、著作と、子どもの本の普及活動を続ける。著書に『グリックの冒険』『冒険者たち』『ガンバとカワウソの冒険』『哲夫の春休み』(以上、岩波書店)、『おいで子どもたち』(日本聖公会)、『現在、子どもたちが求めているもの』『子どもと子どもの本に捧げた生涯』(以上、キッズメイト)、講演録に『わたしはなぜファンタジーに向かうのか』(教文館)などがある。

「2017年 『河童のユウタの冒険(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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